１１月料理教室

今月の料理教室は２クラスづつ、別のメニューを組み立てました。
新しいグループの方たちにはマクロビオティックの基本メニュー、小豆かぼちゃを入れた献立です。

車麩のチャンプルー。車麩は生姜汁とお醤油で下味をつけておいて、葛粉をまぶしてカリッと焼きます。

瑞々しい大根が手にはいったので、大根と柿のサラダ。日本からの柚子の絞り汁がドレッシング。オーガニックの大根なので、むいた皮は塩揉みしてからお醤油、みりん、お酢につけて、即席のお漬け物にして頂きました。

日本産の玄米。

牛蒡とお豆腐、葱のお味噌汁。

常連（？）の２クラスは、かぼちゃのコロッケ。卵なしの衣でもカラッと揚がりましたね。

シーザーサラダ。ドレッシングはしっかり水切りした美味しい絹ごし豆腐を使っています。クルトンも手作りです。

牛蒡、蓮根、人参のきんぴら。牛蒡、蓮根はもちろん、日本からのフレッシュなもの。こちらではなかなか手に入らないので、ある時には皆さんにも楽しんでもらおうと思います。

黒豆は生徒さんからの差し入れ。

お庭の紅葉もすっかり終わって落ち葉となり、今週はもう１２月になります。忙しい季節になり体調も崩しやすいですが、どうぞ皆さん、お腹を温めるお料理でお元気にお過ごしください。

落ち込んでいるあなたへ

落ち込んでいるあなたへ、口べたの私の言葉では慰めにも励ましにもならないみたい。泣きじゃくっているあなたの横で、どうするすべもなく、玉ねぎを切り始めた私。

気温がぐんと下がって雪でも舞いそうな今日。寒かった身体と落ち込んだ気持ちを少しでも温めてください。大好物のフレンチオニオンスープとあったかい湯豆腐。

あなたの涙は、それだけ自分が頑張った事という証。目標に向かってやってきたことは、何一つ無駄になっていない。あなたが頑張っていた事は応援していた皆がよくわかっているから、どうかそんなに傷つかないで、早く笑顔にもどってください。

ウィリアムモリスギャラリーとティールーム

昨日はお友達に誘われて、ヴィクトリアラインを北に上がってほぼ終点に近いところにあるウィリアムモリスのギャラリーへ行ってきました。その辺り一帯はあまり雰囲気のよい感じではありませんでしたが、今年の夏に改装を終えてオープンしたギャラリーは、裏には広大なガーデンが広がり、なかなか素敵でした。

版画の型は当時の物が残っています。

自分自身も詩を書いて出版したり、チョーサーやシェイクスピアの本の印刷出版なども手がけていたとは知りませんでした。

生活の隅々まで美しい物を！という精神を貫いてきたモリスでしたが、私生活は美しいままではいかなかったようです。妻となったジェーンと友人のロゼッティーとの三角関係に悩まされるなど、結婚生活は平穏ではなかったとのお話。人生全てがうまく行くとは限りませんね。

通訳さんがついてのギャラリー見学、実はロンドンの塾が主催でやっています。私の子ども達は塾には行っていないのですが、お友達からのお誘いでこんな文化講座に時々混ぜていただいています。今時の塾は子ども達の教育だけでなく、親御さんへのこんな企画もしてくれるのですね。ロンドン探検にはとてもいいな、と思います。

せっかくめったに足を向けない北ロンドンの果てまできたので、帰りには気になっていたティールームに寄ってきました。
High Tea of Highgateという小さなかわいらしいお店です。

大好きなバーレイ食器でお茶が飲めるお店と言う事で、前から行ってみたいと思っていました。

ランチの時間だったので、玉ねぎとバターナッツスクオッシュのタルトを半分づついただき、スコーンを半分こ。

焼き上がったばかりのビクトリアスポンジも半分こでしたが、これはかなーり甘くてびっくり。上のアイシングを全部とりのぞいても（この手のアイシング苦手なのです）、まだ甘かったです。

このお店、日本の雑誌にものっていて、日本のデパートの英国展などにもよばれていったことがあるようです。よくこんな小さな町の小さなティールームを見つけてくるかと思います。日本の情報収集力ってすごいですねー。

ディナーにお呼ばれ ー サンクスギビング

先週の木曜日はアメリカではサンクスギビングでした。ニューヨークに居た頃はお友達家族を呼んで、大きなターキーを焼いたり、アメリカ人のお宅にお呼ばれしてお祝いをしました。イギリスではサンクスギビングのお祝いはありません。ワンコは楽しい思い出いっぱいのアメリカだったので、ここでもサンクスギビングディナーをしたいと、我が家では毎年、ターキーのフィレを焼いたり、クランベリーソース、マッシュポテトを作ったりとささやかながら伝統的なディナーを楽しんでいました。今年も絶対！と言っていたワンコ、幸運にもこの夏にご主人の転勤で偶然にも近くにお引っ越ししてこられたニューヨーク時代のお友達がサンクスギビングディナーに呼んでくださいました。

そして、丸ごとの立派なターキーを焼いてくれました！なんと５kgもある立派なターキーです。

カービングは一家の主の担当。奥様もお手伝いしながら、手際よく。結婚式のケーキ入刀を思わせる共同作業。

焼き汁を煮詰めてグレービーソースを作ります。

芽キャベツ、マッシュポテト、ローストポテト、コーンブレッドとサンクスギビングに欠かせないサイドディッシュもたくさん。

我が家がお持ちしたのは、クランベリーソース（わんこ担当）とデザートのパンプキンパイ。

 おまけにチョコレートマフィンも。

他のご家族の持ち寄りもあって、大ご馳走のディナーになりました。

ひと時ニューヨークでの思い出に浸った楽しい夕べでした。本当にごちそうさまでした。

日本（２） 箱根

東京からはロマンスカーで箱根の温泉へ一泊してきました。

久しぶりにのったケーブルカーからは、うっすらと富士山が見えました。

寿命が７年延びる？という黒たまごで有名な大湧谷、芦ノ湖の遊覧船と箱根ビギナーの要所をしっかり制覇してきました。
遊覧船からの箱根神社の鳥居。

温泉旅館の豪勢な朝ご飯もよかったけれど、

遊覧船の甲板で冷えきった身体を温めてくれたお蕎麦が美味しかった。

名物のワカサギのフライも美味。

ふかしたての温泉饅頭。

日本の温泉は最高！

日本（１） 伊勢詣り

１０月の後半、２週間過ごした日本では、初めて伊勢神宮へ御詣りしてきました。参道は高い樹木に覆われ、歩いているだけで清らかな気持ちになります。

澄み切った五十鈴川のゆったりした流れが印象的でした。

おかげ横町では、お伊勢詣り名物の伊勢うどんをいただきました。もちろん、赤福本店では出来立ての赤福餅も頂きましたよ。写真がなくて残念！

赤福さんで頂く番茶もだしている伊勢の伴茶やさんでは、お薄を一服。