2012年10月21日日曜日

10月料理教室

10月の料理教室は新しい生徒さんも加わって、どのクラスも賑やかで楽しい教室になりました。

メニューは、マクロビオティックの定番のひじき蓮根。蓮根とひじきをしっかり炒めてから、ひたひたのお水、少量のお醤油でしっかりと煮ていきます。


出回り始めたきのこをたくさん使ったきのことブロッコリーの中華風サラダ。生姜をたっぷり使ったドレッシングでいただきます。


マクロビオティックでは陰性といわれる蒟蒻は、塩もみしてから茹でて、さらに乾煎りをして、と、しっかり下ごしらえをすることで蒟蒻の陰性さを和らげていただきます。今回はおいしいお味噌でからめました。


玄米ごはんは、ほっこりとしたひよこ豆入りです。これに里芋、人参、大根といった根菜の甘酒入り白みそスープがつきました。


すっかり秋深まったイギリス。これから迎える寒い冬に向けて、根菜を使ったお料理、よく火をいれた煮物、お味噌を使ったお料理など身体が温まるお料理を積極的にとりたいですね。

デザートには甘酒を使ったフレンチトーストにとろーんと煮た洋梨や美味しくなっているりんごのコンポートを添えていただきました。


これから2週間、子どもたちはハーフタームのお休みです。久しぶりに秋の日本を楽しんできます。皆さんも、よいお休みをお過ごしください。



おまけ:
日本へのお土産を買いに出たロンドンのメゾンドショコラにて一休み。作り立ての美味しいモンブランでした。


2012年10月14日日曜日

リッチモンド宮殿のチーズパイ

キューガーデンのお向かいにある歴史あるティールーム、ニューエンズ(Newens)。日本のガイドブックなどでも紹介されている有名なお店です。このお店に初めて足を運んだ時は、お昼時で混んでいて入れず断念。

先日お友達に誘われて、早めの時間に行ってゆっくりとティータイムを楽しんできました。10時過ぎに入ると、さすがにお客さんはほとんどいなくて、お店の方もニコニコと席に案内してくださいました。

お昼からのメニューでしたが、お願いして、美味しいと聞いていたリークのキッシュを頂きました。フィリングがふわふわでとても美味しかった!


プレートやティーカップは老舗のティールームらしく、すべてブルーandホワイト。


田舎に行くとこんなティールームはよくありますが、最近はみなモダンな感じになってしまい、街中ではなかなかイギリスらしいコージーなティールームには巡り会えないので、貴重なお店です。きっとキュー界隈の常連さんが沢山いらっしゃるでしょう。



さんざんお喋りをしていても、お店の人もずっと放っておいてくれて、居心地がよくついつい長居してしまいます。私たちがおいとまするお昼時になったらお店の人も大忙しで、ランチのセッティングをはじめていました。お天気もよかったので、キューガーデンでお散歩をした方達で、午後は賑わうのでしょう。
午後にはこんなアフタヌーンティーが楽しめるようです。



ヘンリー8世の時代、宮殿のメイドさん達にも好まれたということから名付けられたThe Maids of Honourというお菓子がここの名物。お持ち帰りして、午後のお茶に頂きました。サクサクのパイにほんのり甘いチーズのフィリング。昔から誰からも好まれる上品なお味と納得しました。


気兼ねないお友達とのお喋りにまた訪れたいと思います。


Bon Anniversaire!

先週、また一つ歳をとりました。

その日はちょうど料理教室の日で、生徒さんたちがお祝いをしてくれました。

ろうそくは何本立てるの?吹き消しても吹き消しても消えない、不思議なキャンドル。歳をとらないって事?

フルーツを添えて、美味しいガトーショコラでした。


ふんわり、しっとりのカステラも焼いてくれました。


大好きな薔薇の花束。


サプライズの花束は、東京から。


仲良しのお友達からは淡い大人っぽい色合いのブーケが届きました。好きです、こんな感じ。


沢山の人に祝っていただいて、お誕生日はいくつになっても嬉しいお祝いごと!と思いました。

忘れていたのは約一名、我が家の息子、ジャッガー!!
夕方、学校に迎えに行っても何もいわないので、
こちらから"Is there anything to say to your mum today?"と聞いたら、思いっきり、"No!!"
と言ったあとに、しまった!と気づいて、
"Happy Birthday, Mummy!" ですって。許せなーい。この償いはどうしてもらおうか、考えています。





2012年10月6日土曜日

甘酒フレンチトースト

お醤油、お味噌、みりんなど、和食に欠かせないオーガニックの調味料、その他諸々の食材でお世話になっているクリアスプリング社さんから有機玄米甘酒が新発売となりました。
甘酒として水で薄めて飲むのももちろん美味しいのですが、少量の葛粉とともにバゲットを浸してそのままオリーブオイルで焼いたら、極上のフレンチトーストが出来ます。

昨日のお夜食に早速作ってみました。葛粉が入っているせいか周りがカリッと焼き上がり、おいしーい。豆乳やオーツミルクで作るフレンチトーストでは上からたっぷりメイプルシロップをかける子ども達ですが、こちらは何もかけなくても甘くて、満足の様子でした。


トロンと煮えた干し杏のりんごジュース煮を乗せて。


玄米甘酒の他に、オーツ甘酒、ミレット甘酒も同時発売です。色々な甘酒、試してみたいです。


第4回サリー櫻花ロンドン暮らす

我が家で師匠の出張クラスを開催するのも、今回で4回目となりました。4回とも参加してくださっている方も数名、また、新しい方も数名いらして、今回は10名が集まりました。
まずは、先生が作ってきてくださった「ほんとうの」りんごジュースを頂きました。りんごとお水を火にかけること、4時間。それから日本手ぬぐいを三角巾のようにしたものに入れて一晩つるしておき、そこからぽたぽたとしたたって出来たものです。甘酸っぱーいお味でした。


今日は、お話をちょこっとされて、すぐにお料理開始です。
皆さんが期待していたセイタンの酢豚風。
切ったセイタンに粉をまぶし、小麦粉、お水、塩を溶いた衣をつけて揚げていきます。


これが揚げ上がったセイタン。


カラフルなお野菜を炒めて、甘酢でからめます。


最後に揚げたセイタンも加えて、出来上がり。


イタリアから取り寄せたセイタン。グルテンのかたまりとでもいいましょうか、歯ごたえとボリュームがあるので、お肉のように使えます。おしょうゆ、生姜汁などですでに下味がついているので、使いやすいです。


続いて、ジャーに入ったオーガニックとうもろこしを使って、コーンスープを作りました。上にのせたクルトンももちろん手作り。小さく切ったパンをオリーブオイルで炒めてハーブソルトで味付けします。


コーンを煮て漉した後の残りは少しのお粉を混ぜて、トマトソースをぬって、コーンお焼きに早変わり。先生が帰られたあとに作ったので、出来上がりがこういうものでいいのかわかりかねますが、香ばしくてちょっとピザみたいで美味しかったのでいいことにしましょう。



ひじきも煮ました。ご飯は白米に紫米を混ぜたものです。


こちらはハンガリーからの野生のぶどう。宝石のようにキラキラと自然のものは美しい!


そして、りんご。すごく甘くて美味しかったです。


今日はお話をしながらのお料理。それでも、次々にお料理が出来上がって、皆で賑やかにテーブルを囲み、楽しかったですね。
次回はいつになるかしら?また、お楽しみに。


2012年10月1日月曜日

9月料理教室

夏休み明けの9月の教室は、久しぶりにお会い出来た生徒さんたちと夏休みのお土産話などで盛り上がり、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

お彼岸のためのおはぎ作りから始まり、てきぱきと料理をすすめ、こんな料理が出来上がりました。

カボチャのマリネ、ローズマリー風味。


玉ねぎの塩きんぴら。玉ねぎは優しく優しく炒めて、粘りが出ないようにするのが美味しさのコツです。


インゲンとお揚げの煮物。


焼きトウモロコシとお豆腐のお味噌汁。トウモロコシは底に沈んでしまって見えませんが、コーンの甘さと豆味噌の風味とがマッチして、好評のお味噌汁でした。


出汁をとった後の干し椎茸は炒りごまオイルでしっかり焦げ目をつけながら焼いて、たまり醤油をたらーっと。七味をふったら、お酒の肴にもよさそうな一品になりました。



しっかり玄米ご飯を食べて頂きたくて、ご飯を沢山炊きました。やはり、ご飯はある程度沢山炊いた方が美味しい気がします。おはぎはお持ち帰りにして、皆さん、しっかり召し上がってくれました。


明日からはもう10月。実りの秋、収穫の秋の到来。自然の恵みに感謝しながら、毎日の食事、大切にしていきましょう!