2010年10月29日金曜日

ブダペスト展

諸用でロンドンへ。用事だけ済ませて帰るつもりが、アカデミーオブアーツの前を通ったらブダペスト展をやっていて、チケットの列もなさそうなので、立ち寄って観てきました。





この左端のラファエロの絵が、マリア様がとても優しく描かれていて素敵でした。ピカソの絵で、お母さんが赤ちゃんを胸に引き寄せて授乳している(?多分)絵も好きでした。





ここでのexhibition、会期の終了日が近付くと途端に混み始めてチケットの長い列に並ぶ事になるので、余裕を持って観に行くか事前にインターネットでチケット予約することをお勧めします(前のゴッホ展では40分並んだ覚えが、、、)。
気にいった絵の絵葉書を買って、地下のカフェでお茶を頂きながら、美しい絵の余韻を楽しみます。




こちらはカフェの壁に描かられたか、飾ってある絵。




芸術の秋、あちこちで催されている展覧会へ足を運ぼうと思っています。





ブティックのショーウィンドウでもちょっとしたアートを楽しめますね。

ハロウィーンのパンプキンパイ

今週末はハロウィーン、そして、サマータイムが終わります。日が暮れるのがますます早く感じます。
ハロウィーンと言えば、パンプキン。毎年この時期になると作らずにはいられないパンプキンパイを焼きました。





かぼちゃを蒸して、皮を除いて、卵やお砂糖、シナモンなど他の材料と一緒にフードプロセッサーにかけます。パイ生地に流し込んで、オーブンへ。アメリカではハロウィーンからThanksgivingにかけて、ベーカリーやスーパーマーケットにパンプキンパイが並びます。ここイギリスではあまり見かけないので、そんなに人気がないのかしら?アメリカ人は子どももパンプキンパイが大好き。ある日、近所のお友達の所へパイのお裾分けをしたところ、その家の男の子が目を輝かせて、ぼくも一切れ、と頬張り、そして、?。ママの耳もとでコソコソっと囁いている。どうやらママの作るのやスーパーで買ったのと味が違って、お気に召さなかったよう。私が、かぼちゃをスチームして、、、と作り方を説明したら、お友達が、彼にはきっとtoo sophisticatedな味だったのよ。私は缶のパンプキンピューレでしか作ったことないから、と。そうそう、確かスーパーではLibby'sとかいうメーカーの缶が山積みになって売られていたっけ。そして、そのラベルにパイの作り方が書いてあるので、アメリカ人はそれに従って作るのが普通。チーズケーキにしても然り。フィラデルフィアクリームチーズのパッケージに書いてあるレシピで作るのが正統なのかも?

初めてパンプキンパイを食べたのは、確か高校生の時。当時、学校帰りに寄るお店で一番流行っていたのが、イタリアントマト。(今でもあるのかしら?)ダイエットの話をしながらアメリカンサイズの大きなケーキを友達と頬張った。色々な種類のケーキがある中で、さんざん迷って最後に選ぶのがパンプキンパイだった。黄色オレンジのパンプキンの生地の上にうすく真っ白なホイップクリームがぬられていて、二色のコントラストが可愛らしいと思った覚えがある。パイクラストがどんなだったかはあまり記憶にない。

レシピは藤野真紀子さんの本から。彼女のレシピははアメリカに住んでいた時、随分使わせていただいた。マクロビオティックを始めて、もう手の込んだお菓子は作らないだろうと、持っていたお菓子の本はほとんど日本に置いてきちゃったけれど、使い込んだこの一冊だけはいつも手元に置いてある。




芋、栗、南瓜が苦手なワンコもパンプキンパイだけは大好きだそうです。軽く泡立てたクリームと一緒に召し上がれ。





2010年10月27日水曜日

パリ une carafe d'eau コレクション

パリのカフェやレストランでミネラルウォーターを頼むと高いから、carafe d'eau(水道水)を頼むといいわよ、とフランス語の先生のアドバイスに従って、パリ旅行では毎回、 ユンヌ カラフドー、シルブプレ!お店によってお水の入ってくるボトルが違って面白いので、写真におさめてみました。

サロン・ド・テ




イタリアンレストラン





ブラッスリー






Laudree



ミネラルウォーターは一本、6ユーロ位していたから、随分節約になったかな?

パリ 3日目

あっという間に最終日。前夜の打ち合わせ通り8時半にはチェックアウトを済ませ、荷物だけ預けてレンヌ駅へ。そこから直ぐにメトロ12番線に乗り込むはずが、駅前でマルシェに遭遇。これは素通り出来る訳ない。あー、これで10分ロスだよ、と言われながらも出店を物色。八百屋さんで見つけたのはセップ茸。イタリアでいうポルチーニ茸らしい。1kgあたり26ユーロと高級キノコ。取り合えず3本買ってみる。チーズ屋さんではコンテチーズを少し切ってもらって、あと、ゲランドのお塩を買う。




さあ、寄り道おしまい、お待ちどうさま。向かったのはマドレーヌ広場のLaduree。今日は優雅に朝ご飯を食べる約束。9時過ぎで一階は満席で二階に通される。窓際の席と思ったら、reservedのサインが置かれている。殆どの席が予約されている。朝ご飯から予約って、すごくないですか?私は朝食セット、ワンコはオムレツとショコラショ。










今回の旅の食事で一番がこのオムレツかも、というくらい美味しいオムレツ。中からトロンと半熟スクランブル出てくる感じというのかしら。これはかなりの技でしょう。ショコラショも濃厚で美味しいらしく、ワンコ超ご機嫌。ゆったりした朝食を済ませ、一階でお土産のマカロンとマロングラッセを購入。



マドレーヌ寺院に入る。ここはショパンの葬儀が行われたところ。今回の旅行ははなんだか寺院巡りになった。どの教会、寺院もロンドンに比べて落ち着いた雰囲気。







サントノレ通りでまた寄り道。どこもウィンドウディスプレイが素敵なんだもの。ついつい、足を止めてしまう。












ヴァンドーム広場を抜けて、オペラ座ガルニエへ。







外観も素敵だけど、中は更にゴージャス。








ここは今はほとんどバレエの上演で、オペラはバスチーユがメインらしいけれど、あー、ここでオペラを観てみたい!



オペラ座を出て、急ぎ足でメトロを乗り継ぎ、三度目の正直?でありつけたお蕎麦。席についたとたん、この匂い、ホッとするね、と、ワンコ。つけ汁の醤油の香り?やっぱり貴方も日本人だね。






晒したてで未だ濡れている蕎麦。コシがあって美味しい。よかった、食べれて。この後は、ワンコが地図を持って道案内。セーヌ川沿いをどうしてもお散歩したい!という私のわがままを聞き入れて、向こう岸にルーブルを見ながら、セーヌ川に沿いながらオデオン方向へ。








おいしいパンも買って帰りたい、と更なるわがままも聞き入れてもらい、エリックカイザーに寄る。バゲット、プルーン入りのパン、りんごのデニッシュ等を買って、さあホテルへ。ホテルで荷物を取り、メトロで北駅へ。随分、早目に着いちゃったけれど余裕があった方がいいものね、なんて話していたところ迄はよかったが、、、。
ホームの番号が出るパネルを見ていても、なかなか番号が表示されない。でも、出発時間と行き先とユーロスターの番号は合っているし、、、。出発時刻、20分前になって、やっと出たのは、一階という表示。もしかして、ここの階ではない?近くの案内係に聞くと、そこのエスカレーターで上に行って、と。焦って、エスカレーターも駆け上がったら、セキュリティチェック、出国、入国手続きの列。案内人が、17:13のユーロスターに乗られる方いらっしゃいますか?と、まわってきたので、私たち!っとこの時ばかりはどんどん前にすすみでたら、もう乗り遅れですので、次の電車をご利用下さい、と一言。はあ~。一気に力が抜けた私と激怒のワンコ。まだ出発時刻まで5分あるのに、そこに電車が見えているのに、乗せてくれないの???待つこと更に一時間。それでも次の電車の席がとれて、無事に夕暮れのパリを後にできたのだからめでたし、めでたし、としなきゃ。最後のハプニングで機嫌を損ねたワンコだったが、途中お腹が空いてきて、買っておいたキッシュ(せっかく、駅のpaulで温めてもらったのに、冷え固まっていた、泣)とエヴァンのモンブランを食べると急に元気を取り戻し、笑顔が、、、。ホッ。



ロンドンに着くと、ワンコが一言、ロンドンって、パリのダサい版って感じだよね、と。厳し~いけど、当たっているかも。

2010年10月26日火曜日

パリ2日目

まだ眠たそうなワンコを起こして、朝食の場所を見つけにホテルを出発。確か近くに日本人パティシエの店があったはず。そこで美味しいクロワッサンとコーヒーにでもありつけたらと思ったのに、まだ開店前だったのか定休日なのかそれともここの場所から移転したのか、とにかく閉まっている。あてもなく歩いていくと、立派な教会に着く。


サンプラシッド教会。中に入ると目に入ったのは立派なパイプオルガン。18世紀のものらしい。


更に歩いて、結局昨日のサンジェルマンデプレのカフェ前に。じゃあ、今日はお隣のカフェへ。ギャルソンが忙しそうに立ち回り、なんだかちょっと落ち着かない。クロワッサンとカフェオレ、ショコラショを注文。クロワッサンは初めからクリアなブレッドケースに5つ入った物がテーブルに置かれていてセルフサービスで取る感じ。なんだか味気ないし、焼きたてでもなくて、がっくり。レシートをみると、飲み物代しかついていないので、もしかしてクロワッサンはフリーなのかなと欲張って2つ目に手を出す。レシートにある代金を置いて席を立とうとしたら、ギャルソンが、ちょっと待って、と、追加でクロワッサン3つ分をしっかり請求された。なんだか?な感じ。それなら初めからひとつづつサーブしてくれたらいいのに。横にあったら手を出しちゃうでしょう、、、。





ここから目指すは、この旅行で一番行きたかったモンマルトルの丘。メトロでバルベスロシュシュアールという駅まで行き、そこからタクシーでまずはロマンチック美術館へ。ここはかつてロマン派画家の邸宅だったところで、その画家と交流のあったジョリュジュサンドやショパン、リスト等が出入りしていたとのこと。館内には石膏で型どったショパンの手やサンドの遺品などが展示されている。








小さな中庭には名残りの薔薇が可憐に咲いていて。




そして、お散歩しながらサクレクール寺院を目指す。途中の寄り道は素敵な香水瓶屋さん。ショーケースには触れるのも怖いような高価なアンティークの香水瓶もあって、思わず溜め息。すてき~。



ワンコとそれぞれ、お小遣い以内で一番気にいったのを自分たちのお土産に購入。
美味しそうなジェラート屋さんでつい道草したりしながら、階段を上り、やっと寺院に到着。









寺院前の階段はすごい人でびっくり。お天気が良くて、パリの街を一望できる。エッフェル塔に続いてパリで二番目に高い所らしい。








帰りは行き当たったメトロ駅(この辺りはメトロのサインもアールヌーボーっぽくて素敵)からサンジェルマンデプレへ出て、そこからお散歩しながらホテルへ向かう。途中、昨日チェックしていたジュエリーショップに立ち寄る。お店のマダムがお喋り好きで、しばしフランス語レッスン。英語も話せるのに、ゆっくりフランス語で話してくれたマダムに感謝。多分、半分くらいは理解出来たかな。お店の床でお昼寝中だったワンちゃん。




お昼をスキップして夕食まで我慢して、お蕎麦屋さんへと思ったけれど、お店が始まる夜7時半まではお腹が持ちそうにない。ホテル横のブラッセリーで軽食を。スープ位なら後でお蕎麦も食べれるよ、とワンコ。本当かしら?




結局、フレンチオニオンスープとサラダでお腹いっぱいで、お蕎麦は明日に持ち越し。ホテルの部屋でデザートを一粒頂いて、おやすみなさい!
明日は早起きでフル活動だからね、ワンコ。


2010年10月25日月曜日

パリ 1日目

パリに行ってきました。ワンコと二人で二泊三日の小旅行です。
パリ北駅に着き、まずはメトロの回数券を購入。お友達から切符の機械はタッチパネルじゃなくてローラーを回すと聞いていたので、ローラーを回しながら画面を操作して、緊張しながらもスムーズにクリア。1か2という選択で、2人だから2と選択したら2セットという意味だったようで24枚も切符がでてきたのにびっくり。使いきるかな?
メトロ4番線でサンジェルマンデプレに向かって乗車。お昼は前回食べ損ねたお蕎麦と決めていたけれど、とりあえず一旦ホテルに荷物を置こうとデプレを乗り越してサンプラシッド駅まで直行。これが決断ミス。荷物を置いてすぐ出たにもかかわらず、道に迷ってお店についた時にはランチタイムが終わっていて、、、。仕方なく、でもかの有名なLes Deux Magotsでランチ。サルトル、ボーヴォワールといった名だたる文学者たちの溜まり場だったというカフェ。ここも前回、年末に来た時は混んでいて入れなかったところ。本当は行き交うパリジェンヌを見ながら外に座るのが通なのかもしれないけれど、寒くてとても外という感じではなくて、中で腰を落ち着かせる。イメージ通りの老舗のフレンチカフェ。きびきびと動くギャルソンが素敵。そして、とても丁寧な応対。










ワンコはクロックムシュー。




私は本日のお薦め、サーモンとポロ葱のキッシュにサラダが付いたもの。
どちらもフレンチカフェの定番。熱々で、ボリュームもあって美味しかった!ケーキのトレイ(ピエールエルメのケーキを出している)もまわってきたけれど、きっと後でお茶をするだろうから、ここは我慢。





お店を出て、サンジェルマンデプレ教会を見学。



サンジェルマンデプレ界隈をちらっとウィンドウショッピング。大好きなGianの陶器のお店を覗いたり。
次に向かったのは、ボンマルシェ。ワンコの今回の目的のブーツを探しに。地下の子ども靴売り場で、セール品を薦める母に、デザイン性を求めてセール品でないブーツを見て回るワンコ。拙いフランス語を駆使して、サイズを出してもらい、どうにかワンコにんまりのブーツをゲット。セール品はサイズがなくて、、、母、涙。店員さんが一人しかいないのと、こんな大きなデパートなのに英語が通じないので、かなりの時間を費やしてしまう。





ドッと疲れて、お茶をすることに。もしかして、ここはあのサロンドテの近く?





そうでした。日本人の方がされているとてもat homeな感じのお店。




イチジクのタルトかガトーショコラか迷って、ガトーショコラを半分こ。中がトロっと、それにフワッとしたクリームが絶妙にマッチ。お店の中はアンティークのカフェオレボウルや小物で飾られていて、とてもかわいらしい、ホッとするスペース。


お店を出て、歩いてホテルに戻る途中、リュクサンブール公園にも寄るつもりがなんだか方向が分からなくなり、結局歩き疲れてホテルへ戻る。あー、もう本当に方向音痴なんだから、、、。でも、きれいな夕暮れの街を見れたので、善しとしよう。



夜は近くのイタリアンで。お野菜スープとサラダ。ニョッキのトマトソースをシェア。初めて食べたニョッキ、ワンコは気にいったみたい。











開店と同時に行ったのに、席は予約で殆どいっぱいで空いてたのは外の席。この寒さで外?と思ったけれど、上からのヒーターで意外に暖まり、okでした。さすがにコートは脱げなかったけれど。