2010年12月13日月曜日

週末のお客様ディナー

昨日はディナーにお客様をお呼びしていました。部屋中、すっかりクリスマスらしくしてお出迎え。










部屋中のキャンドルをライトアップ。









昨年、ドイツで買ったサンタさんのお人形。中にお香が入っていて、火をつけるとパイプから煙りとともにいい薫りが漂います。





煙が出ているの、見えますか?




お子さんもいらしたので、こちらのクリスマスでは恒例のクリスマスクラッカー(手前の筒)も用意しました。両手を交差してお隣のクラッカーを持ってお互い引っ張りあうと、クラッカーがわれて中からちょっとしたおもちゃとクイズの書かれた紙が出てきます。薄紙の冠も入っていて、ディナーの間はそれを被って其々が王様になった気分で食事します。











アペタイザーには、オニオンスライスをスモークサーモンで巻いたもの、お豆腐のチーズ、マッシュルームの香草焼き、胡桃とレーズンのパン、スティルトン、コンテチーズの蜂蜜がけ。











今日のメインは牛肉の塩釜。お肉の周りをお塩とメレンゲを混ぜたもので覆って焼きます。



いつも、中がちょうどいい具合に焼けているか、ドキドキしながら塩釜を割ります。今回はどうでしょう? レアが苦手なわたし的にはもうちょっと、、、と思いましたが、皆さんレアでも大丈夫ということで、美味しく召し上がって頂けたようです。周りのお塩の味だけで頂きます。








こちらは我が家の定番となりつつあるサーディンと玉ねぎのオーブン焼き。




写真を取り忘れましたが、根菜のロースト、ほうれん草の胡麻和え、切り干し大根の煮物と、しっかりお野菜も。〆には、もちろん、お味噌汁と炊き込みご飯、白いご飯を頂きました。

デザートは、抹茶のロールケーキ。ミニミンスパイとおばあちゃんのクッキー。チョコ入りマドレーヌ。














こんな素敵な寄せ植えのバスケットを頂きました。




ディナーの後はなぜか、テレビで「Xファクター」観戦で盛り上がりました。ワンコが応援していたかわいい男の子達グループのOne Directionが負けてしまって、残念!





手強い巻き物

綺麗に並んだラズベリー達。



さあ、これからが緊張の一時。




何度巻いても巻き慣れないロールケーキ。




クリスマス前のロンドン

来週、学校が終わったと同時に日本へ一時帰国です。日本へお土産を買うのとクリスマスの街の雰囲気を味わいに、ロンドンへ。

コベントガーデンの広場の前には、こんな大きなトナカイさん。











さすが、クリスマス前の週末、街はギフトを買い求める人々で溢れ返っていました。この街の様子を見ている限りは、景気も充分回復した感じですが、どうなのでしょう?








フォートナム・アンド・メイソンの今年のクリスマスディスプレイ。











オールドボンドストリートのアーケード。









人混みに疲れて、一息。トロ~っと濃厚なショコラショ。熱々で美味しかった!一緒にチョコエクレアも頼んでみたけど、ショコラだけで大満足。ワンコへのお持ち帰りにしてもらいました。



夜はジャッガーのクリスマスコンサート。インターミッションにサーブされるクリスマスのお菓子、ミンスパイ。この時期はどこに行ってもお茶菓子はこれ。ここの学校のは美味しくて、毎年のお楽しみです。









さあ、今年はいくつミンスパイを頂くことになるでしょうか。ちなみにこの間、最後のフランス語の授業にクラスメイトが焼いてきてくれたのがお初。今回が二回目です。

2010年12月10日金曜日

12月お料理教室

今年最後のお料理教室。メニューは、クリスマスが近いのでちょっと洋風にしてみました。

芽キャベツとカリフラワーのグラタン。写真にすると、なんだかぎょっとしてしまいますが、、、。お出汁で作ったホワイトソースの上に、サッと蒸した芽キャベツとカリフラワーをのせます。その上に、パン粉にハーブソルトを混ぜてオリーブ油で炒めたものを乗せてオーブンで10分。パン粉がカリカリっとなって、食感のアクセントになります。




ローストビーツとセロリのきんぴら、バルサミコ風味。ビーツというと大概スープやボルシチに使われますが、ローストすると更に甘みが出て、美味しいです。サッと炒めたセロリもシャキシャキしていい感じ。




海藻サラダ、レモンのドレッシング添え。
こちらでもsea vegetableとして売っている乾燥の海藻ミックスをもどして、蒸したリークとしめじと和えます。





お汁ものは、かぶのすりおろし汁。かぶを初めとして大根、白菜、カリフラワーなど白いお野菜は解毒作用があるそうです。かぶのすりおろしは特に腹痛薬として飲まれていたこともあるとの事。かぶではありませんが、大根おろしとショウガをおろして、醤油を加え、熱い番茶を注いで飲む第一大根湯は、マクロビオティックの解熱のためのお手当ての定番です。うちではめったに高熱を出しませんが、熱が出た時はまずこれを飲ませてしまいます。そして、温かくして寝せて汗をかかせ、あとは、食欲がでてきたら、りんごを葛で練ったものをあげます。ちょっとした疲れ風邪はこれくらいでよく休ませると薬要らずでよくなります。

話がそれましたが、、、主食のご飯は玄米にそば粒と小豆を混ぜて炊きました。かわいい小鳥さん型で抜いて。上に乗った粒つぶは、荏胡麻を炒ったもの。











生徒さんのお一人が鯛焼きの実演販売、いえいえ販売はしませんが、目の前で焼いて下さって、ほかほか焼きたてを頂きました。





ホリデーシーズンですから、お食後のお楽しみもいいです、、、よね。



皆さんから頂いた素敵なリース。








皆さん、一年間お料理教室を楽しんでくださったようで、嬉しいです。来年もどうぞ宜しくお願いします!




今日はワンコと二人の夕食だったので、リクエストに応えて、トマトとモッツアレラのペンネパスタ。二回おかわりして、ふ~っとなっていたワンコさん、食べ過ぎでしょう!






2010年12月9日木曜日

12月8日 祖母の誕生日

今日、12月8日は今年初めに亡くなった祖母の誕生日。祖母が亡くなるまで知らなかったのですが、この日はお釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いた日だそうです。そして、祖母が亡くなったのは、今年の2月15日。この日はお釈迦様が涅槃の雲に隠れられた日、つまり入滅の日です。
偶然とは言えども、、、祖母の事を思い出すと、本当にお釈迦様のような人だったように思えてきます。

全くといっていい程、欲がなく、いつも自分は後回しで人の事ばかり気に掛けて。商売をしていて常にお店にいたのですが、お客さんが買っていくものより沢山のおまけを付けてあげてしまったり、タクシーに乗ったらお釣はチップであげてしまい(チップの方が多かったりしても)、そのお金の出し振りはこちらがヒヤヒヤする程でした。口癖は、「お金は天下のまわりもの」。だから、常に出していないと自分のところにもまわってこない、と言っていたけれど、、、普通はそんな事できないでしょう?どんな人にも分け隔てなく接していた彼女のまわりには、いつも人がいっぱい集まっていた。自然の花が好きな彼女にいつも誰かが野山で手折った花や枝を届けてくれたし、畑で採れたての野菜もいつも誰かが運んでくれた。そして、それが届くとまた直ぐに来てた人に分けてしまう。東京から珍しいお菓子をお土産にしても、お店に来ていた人にすぐ出してしまって、自分の口に入らないこともしばしばで、いつも母と、何をあげても駄目だね、と苦笑していたのを思い出す。祖母の妹は近くの山で最近では貴重な胡麻を作っていて、胡麻は祖母の好物で、いつもすりたての胡麻をご飯にかけて食べていた。私もいつも祖母経由で沢山頂いていたのだが、祖母が亡くなった今年はめっきり胡麻の収穫がなくなってしまったとのこと。今までは出荷できる程の量が採れていたのに、今年は自分の家の分も賄えないくらいという。何とも不思議な話だなと思う。

12月8日、毎年京都の千本釈迦堂では大根焚き(だいこだき)といって、大根とお揚げさんを炊いたものがふるまわれるとのこと。

今日は大根とお揚げさんを炊いたのと、祖母の好きだった精進ちらしを作って頂いた。






ちらしの具は人参、干し椎茸、干瓢を煮たもの。




沢山、お海苔をかけて頂く。




お汁ものは、蓮根ボールの葛とじスープ。