2010年11月27日土曜日

Thanksgiving Dinner by ワンコ


先週の木曜日は、アメリカではthanksgiving day。自称、アメリカンのワンコがその日のディナーを担当してくれました。私は頼まれた材料の買い出し係。

thanksgivingと言えば、ターキー。アメリカでは勿論、食べる人の人数に合わせた大きさのターキーを丸ごとでローストしますが、今回は3人なので、胸肉の薄切りで、食べきりサイズです。お肉は料理したことがないワンコ。どうするのかな、と見ていたら、オイルと塩、胡椒、ガーリックパウダーで、ちょっとマリネして、ローストパンにのせて、オーブンへ。薄切りなので、すぐ焼けてました。




付け合わせは茹でた芽キャベツとカリフラワーのマスタードのソース添え。



フレッシュなクランベリーで作ったソース。これは前の晩に作ってました。



パースニップとポテトのパイ。下にマッシュポテトが敷いてあり、上にパースニップがのっています。



これは私の焼いたコーンブレッド。オートミルクが残っていたので、それで焼いてみました。






デザートのパイ。




何のパイかと思いきや、残ったマッシュポテトの再利用?!メープルシロップで甘みをつけていて、言われなければsweet potatoのパイとして騙されました。なかなかユニークな発想で美味でした。



学校から帰ってからスタートしたわりには、ちゃんと出来上がって、なかなか宜しかったです。食事の後、慌てて宿題をしに二階へ駆け上がっていました。ご苦労さま~。

2010年11月23日火曜日

お麩と野菜のすき焼き

今日の一汁一菜は、かぼちゃのポタージュ




と、お麩と野菜のすき焼き。




かぼちゃはcrown princeという名前で皮が白っぽいもの。hokkaido kabochaとして売っているものより、かなり水っぽいのでスープに向いています。
お麩の煮物は白滝やポロ葱、白菜がはいって、これにお肉が入れば正にすき焼きですが、、、。初めにお野菜を油でよく炒めて、干し椎茸と昆布でしっかりとった出汁で煮るので、こくがあって美味しいです。

箸休めに、というか、これも一品になっていますが、お雑魚とわかめの酢醤油炒め。





お酢系が苦手なジャッガーですが、なぜかこれは気にいっていて、ご飯の上にどっさりかけて、お丼のように食べていました。今日もよい召し上がりで!

2010年11月22日月曜日

しぶ~いあらめの煮物

お昼間に、お友達から、あらめを煮たのだけれど、しぶくて苦くて食べれないのです!と、電話があり、一緒の時に買った袋を開けて、私も早速煮てみることに。いつもの通り、水にちょっとつけてサッと洗って、玉ねぎを炒めた上にのせて、水をひたひたにいれてお醤油を一差しして、コトコト煮ていく。味見をすると、確かにあの渋柿を食べてしまった時のように、舌に残る苦味。仕方なく、味醂も入れてお醤油も足していつもより濃いめの味付けに。出来上がりは真っ黒なので人参の細切りを蒸したものを盛りつける時にまぜてみた。食べれない程ではないけど、まだ渋みが残る感じ。何が問題なのかしら?


このあらめ、マクロビオティクではよく使われる海藻の一種。日本ではひじきの方が一般的な気がするけれど、こちらではひじきと同じ様に自然食品店で手に入る。ひじきほど、磯臭さがないのがこちらの人にはよいのかも。一度茹でてから袋詰めされているので、戻す手間も要らず、サッと洗うくらいですぐ使えるのが魅力。ほんのりした甘さがあって、食べつけると結構定期的に食べたくなる食材かも。確か、膵臓の働きを整えたり、女性の生殖器官にも有効に作用してホルモンバランスを整える働きもあったはず。うーん、どうして渋いのかな?メーカーに問い合わせしてみようかな。これは私が一手に引き受けて食べることになりそう、、、。

今日の他のおかずは、ひさーしぶりに、鯖の味噌煮。



クレソンと青梗菜のお浸し。胡麻も振りかけて。





それから今日は朝から白神こだま酵母を使って、ベーグルに挑戦。発酵させてる間に出掛けたりしながら作ったので、なんだか一日がかりになってしまった。どうにか形にはなったけど、、、これから試食タイム。




2010年11月20日土曜日

想い出のN.Y.チーズケーキ

先週、パーティの為に焼いたチーズケーキ。皆は美味しいと言ってくれたけれど、私には今ひとつ満足出来ない仕上がりだった。そういえば、随分前にも藤野真紀子さんのバニラビーンズが二本分も入るこのゴージャスレシピで焼いたのに、期待していたのと違ってがっくりしたんだったっけ。どうしてもあの味が恋しくなって、再度焼くことに。今回はクラストなしで、湯煎焼きするタイプ。クリームチーズもたっぷり入る。確かレシピは渡辺みなみさんのもの。




コーンスターチの代わりに葛粉を使った以外はほぼレシピに忠実に。でも、焼き時間は倍くらい、1時間半くらい焼いていた。
無糖のブルベリージャムを添えて。





お味も見た目もこの間のよりずっとあの味、私の想うチーズケーキに近くなって、一応満足。
こんなにこだわるのは、NYチーズケーキにはすごい思い入れがあるから、、、。
ニューヨークに住んでいた父の知人のN先生が日本に来る度に、お土産としてブロンクスだったかブルックリンだったかにあるチーズケーキ屋さんから一台のチーズケーキを冷凍で持ってきてくれた。私が初めて食べたのは多分、もう数十年も前、小学生の頃。当時は日本のケーキ屋さんでよく売られているフワフワのスフレタイプのチーズケーキはあっても、濃厚ないわゆるNYタイプのチーズケーキはほとんどなかったと思う。それが届くと家族全員がワクワクしながら箱を開け、母がそっと切り分けるのをじっと待った。そして一緒に頂くのは決まって当時は珍しかったFaushonのアップルティーかコーヒー。ピーターラビットの揃いのコーヒーカップで。ケーキは薄いクラストが下にあって、上にうっすらと焼き色が付いている。すごく濃厚なのに口に入れるとほろほろと溶けていくような食感。大きさは確か18cmだと思うが高さはしっかりあった気がする。今でもチーズケーキといったら、この味が舌に蘇ってきてしまうくらい、私にとっては衝撃的に美味しい味だったのだろう。多分、両親にとってはもっと懐かしい味なのだと思う。私がまだ歩き始めの頃、数年過ごしたニューヨークで出会った味。日本ではケーキやチーズさえも珍しかった時代にあの濃厚なケーキは忘れられない味になったに違いない。だから今でも母なんかどこのチーズケーキを食べても、なんだかフワフワしてて美味しくないわね~、と不満そうに言う。その度に、私は母があの味を想っているのだということがわかって、可笑しくなる。私も実際そうだから。



N先生も随分前に亡くなられて、ニューヨークから届くこともなくなった。でも、チーズケーキと言えばN先生を思い出すし、学生時代にNYに遊びに行った時に泊まらせて頂いた先生のアパートの照明の暗かったこと、先生の末の息子さんとそのガールフレンドと遊びに出かけ巨大なパフェを三人でつついて食べた事など、色々なことが懐かしく思い出される。人の舌の記憶って、結構鮮明だ。

2010年11月19日金曜日

11月お料理教室

今月は昨日、今日と続けてのお料理教室でした。ご飯はもち粟を加えた玄米ご飯。日本から持ってきていた玄米がなくなって、イタリア産の有機玄米を食べ始めました。日本のに比べるとやはり水分が少なくモチモチ感が少ないので、もち粟やもちきびを入れて炊くようにしています。おかずは三品。お豆腐のマリネ。お豆腐にお粉を振って揚げて、マリネ液に漬け込むお豆腐版の南蛮漬けです。前日に作っておけるので、パーティ料理の一品としておすすめです。








それと、マクロビオティクの常備菜、ひじき蓮根。一番薬効があるといわれている蓮根の節の部分も細かく刻んで炒めます。





白い野菜のホットサラダ、タヒニレーズンソース添え。




カリフラワー、大根、蕪を一口大に切って、蒸しただけ。ザクロの実とチャイブを飾ったら、クリスマスカラーになりました。(初日のクラスではチャイブを出しておきながら、飾るのを忘れました、、、クラスの方、ごめんなさい!)



お汁は切り干し大根と大根の味噌スープ。スープというときは心なしか味噌の量は少なくうっすらと仕上げます。これからの季節、パーティなどで油ものや甘いものを食べる機会が多くなるので、大根をしっかり食べて、身体の中に余分な脂肪を溜め込まないようにしましょう!



こちらは出汁椎茸で作った箸休めの一品。胡麻油で炒めてお出汁とたまり醤油で味付け。切り白胡麻をパラッと。


生徒さんから頂いたかわいらしいブーケ。名前は何でしたっけ?




好きにさせて!と言わんばかりに四方八方に広がって、なかなかまとまってくれません。



おまけ、
今日の晩御飯の一品。久しぶりに里芋とイカの煮物。里芋が足りなかったので、大根もじゃがいもも入れて炊きました。なんだかホッとする懐かしい味でした。






2010年11月16日火曜日

15日の小豆ご飯

あっという間に11月も半分。今日は玄米と一緒に小豆を炊き込みました。圧力鍋の圧のかかりが弱くて、ちょっと硬めの炊き上がり。炊いている間、圧が弱くならないようにちゃんとチェックしてあげないといけないようです。いつもより一層よく噛んで!




一汁一菜のお汁はカリフラワーとじゃがいもの白味噌スープ。





一菜は少しづつ残っていたゴボウ、人参、蓮根できんぴら。





ホッと一息のお食後。
りんごのとろりん葛スープ




2010年11月15日月曜日

秋の夕べを楽しむ会

週末、ワンコの学校の日本人の御家族プラスもう一家族をお呼びして、秋の夕べを楽しむ会と称して食べ、飲み、お喋り楽しみました。ご出張が多いご主人様たちなのに、見事全員参加で賑やかになりました。パーティメニューはこんな感じ。


まずは前菜。ピーマンのマリネ。



玉ねぎとオイルサーディンのオーブン焼き



こちらはお持ち頂いた極上イタリアンチーズの盛り合わせ。無糖のフィグジャムや白トリュフ入りハニーなど付いてお洒落。







そして何とこちら某ご主人が趣味で焼かれたパンですよ。上にのっているのはラベンダーです。もう、、、お洒落すぎ。詳しくお聞きしなかったのですが、多分天然酵母パン。それも手ごねです。素晴らしい。弟子入りしたいです。暗いイギリスの冬を楽しく過ごすための家で出来る趣味を、、、と思い焼き始めたそうです。最高のご趣味ですね。




他には美味しいフレッシュオリーブの水煮、高級パテなどお持ち頂いて、前菜だけでもうかなり満足。

メインは、サーモンのローストのねぎ味噌添え。





ローストポークのレモン醤油ソースマリネ。




蒸したケールをオリーブオイルとお塩で。ヘルガおばあちゃんからタイミングよく届いたもので、最高にフレッシュです。





他には、写真は取り忘れたけれど、おでんをたっぷり用意。最後には土鍋炊きのしめじとお揚げの炊き込みご飯に錦戸昆布を添えて。子ども用ご飯は、お野菜カレーと鶏ささみのハーブソルトグリル。5合のご飯を炊いておかまごと持ってきて頂いたので助かりました。子ども9人でほぼ完食。

そしてデザートの数々。

抹茶ロールケーキ。柿、キウイ、ラズベリーを巻き込んで。




ガトーショコラ。真ん中はトロッと外はサクッと、完璧。自画自讃の出来栄え!?



NY風チーズケーキのベリーソース




お友だちが最近入手した、日本にご出張の御主人が抱えて持ってこられたというマルチトースター。それで焼かれたミニ鯛焼きとほうれん草入り焼きドーナツ。豆乳、メープルシロップなどでマクロビ仕様で作ってくれました。優しい甘みでおいしかったです。



こちらもお持ち頂いたこの辺りで人気のケーキ屋さんのフルーツタルト。




よく食べて、飲んで、喋って、、、気づいたら時計の針は11時をまわっていて、びっくり。
暗いイギリスの冬の週末、たまには皆でワイワイとゆっくりいいですね。
そうそう、女の子たちはこんな粘土細工を楽しみました。来年の干支のうさぎを皆で作りました。それぞれの個性が出ていていいですね。うさぎ、とお題を与えたのに自分の干支のヘビを作っている子も、、、だ~れだ?



2010年11月11日木曜日

Le Petit Chaperon Rouge

何がきっかけだったか忘れてしまったけれど、パリに行くちょっと前から、「赤ずきんちゃん」が気になっていた。小さい頃好きで何度も何度も読んだはずなのに、最後はおばあちゃんは狼に食べられてしまったのか、赤ずきんちゃんはどうなったのか、記憶がとっても曖昧。丸呑みにされて、後でお腹を切って出てきたのは、「狼と七匹の子やぎ」だし、じゃあ、赤ずきんちゃんは一目散に逃げてお家に帰ったのだっけ?
お母さんに渡されたバスケットの中味は美味しそうなパイだった?のは覚えていて、あんなかわいらしいバスケットにケーキをいれて、きれいな布をかけてお使いを頼まれたいなんて思っていたけれど、肝腎の結末を覚えていないのは、おばあちゃんに変装して寝ている狼が、赤ずきんちゃんが近づくとガオっとくる場面が余りに怖すぎて、いつもそこで自分のなかでのwお話がストップしていたからかもしれない。何軒かの本屋さんで見つけた絵本は、狼の顔が余りにリアルで怖くて買うのをためらった。そして、パリのモンマルトルの本屋さんで見つけて気にいったのはこんな赤ずきんちゃん。





そして、気になる結末は、、、。





おばあちゃんも赤ずきんちゃんも丸呑みにされていて、通りがかった猟師が寝ていた狼のお腹を切り開いて、助け出したという事でした。ほっ。

「赤ずきんちゃん」、フランス語では「Le Petit Chaperon Rouge」。この中で難しいのはRougeの発音。フランス語のRの発音は喉の奥から出していわないと通じないらしいので、可笑しいほど思い切り喉の奥から出して言ったら、見事、一度でお店の人がわかってくれて、一人悦に入っていました。
お茶をしたサロン・ド・テにも赤ずきんちゃんの小物があったり(写真の棚の左上)、立ち寄ったデパートでも、子どものギフト売り場で赤ずきんちゃんの仕掛け絵本が並べてあったり、何かと赤ずきんちゃんに縁のある旅でした。




こちらは昔から持っていた赤ずきんちゃんのマグカップ。優しそうな狼なので安心して、お茶を頂けます(笑)。





もう冬の到来?

寒いです。4℃以下になると、愛車ゴルフくんは、ピピっと、寒いですから気をつけてのお知らせをしてくれます。昨日、今日とピピっが続いて、、、。もしかして、これからは毎日?今日は昼間でも吐く息が白かった。こんなに寒くなるのちょっと早すぎませんか?ねえ、ガチョウさん、アヒルさん!




すっかり葉も落ちきって、、、。












あ、少し紅葉がのこっていた。





この赤い実は何?鳥たちが一所懸命つついていました。





ここにもこんな赤い実が。枯れ木の中でかわいらしい赤い実たちが、彩りを与えてくれています。





手袋はしていたけれど、公園歩きに帽子も欲しかった!