2011年11月29日火曜日

お国がかわれば、、、コーヒーウォルナッツケーキ

イギリスのティールームで定番のコーヒーウォルナッツケーキですが、見た目もどーんと甘そうで、未だ手を出したことがありません。同じ名まえのケーキでも海峡をはさんでお隣のおフランスのラデュレの手にかかると、こんな繊細な美味しそうなケーキになるのですね。思わず手を出してしまいました。
間のバタークリームは舌の上で、スッととろけます。バタークリーム=ヘビーという公式を覆す味わいと食感です。


シンプルなミルフィーユ。上のアイシングは甘かったけれど、サクサクのパイはさすがです。



和の生菓子も芸術ですが、フランス菓子もアートの世界ですね。ついつい、美しさにひかれ、目で買ってしまいます。

手作りがんも

お友達から日本のお土産に山芋を頂いていました。(本当に私の周りの人、日本から何でも持ってきちゃいます、、、)今日はそれをつなぎにして、手作りがんもどきです。具にはひじき、人参、リーク、きくらげ、黒胡麻、と沢山いれたので、ごつごつのがんもどきが出来上がりました。




揚げたてを大根おろしとポン酢で美味しくいただきました。手前にあるのは、残っていたマッシュポテトをまるめて、お粉をつけて揚げたもの。こちらは梅ペーストをつけて食べてみたのですが、これまたヒットでした。

南瓜と昆布の煮物。


玄米ご飯、リークととろろ昆布のお吸い物をつけて、今日の晩御飯。ご馳走様。

2011年11月28日月曜日

サンクスギビングディナー

11月第4週の木曜日は、アメリカではサンクスギビングデー。三つ子の魂百までといいましょうか、アメリカンスピリットが宿るワンコは、どこに住もうがこの日をお祝いするというのです。もちろん、私たち家族もお付き合いさせられ、いえいえ、いたします。


メインはもちろん、ターキーですが、丸焼きは当然食べきれないので、フィレを買ってきて、さっさとソテーします。パンに残ったわずかな肉汁で玉ねぎもソテーーして、ちょっとブイヨンを足して、即席のグレービーソースも作ります。付け合せのお野菜はブラックケールとオイスターマッシュルームのバルサミコソース炒め。




ワンコとジャッガーと私の三人、ディナー作りは役割分担。当初は自分の担当はクランベリージュースをサーブする事といっていたジャッガーでしたが、ワンコの殺気だった気配を感じ、学校から帰るなり、ターキーを焼くよ、と言って男の仕事、お肉係にちゃんと徹しおいしく焼いてくれました。

小さなスクアッシュがちょうど三つあったので、中をくりぬいてパンプキンスープを入れて、ローストしました。




スマッシュトポテト(マッシュポテトではないのです、手で思い切りスマッシュしてましたよ、ワンコが)と手前はクランベリーソース。


どうにかトラディッショナルなサンクスギビングディナーのプレートに仕上がりました。



私の担当はデザートのアップルパイ。昔やっていたみたいにちゃんと上を編みこみのパイにして、というワンコのわがままなリクエスト。子どもの頃の記憶って、それも食べ物の記憶ってすごーい。


満足いただけましたか、ワンコさん。
I love native Americans,  I admire native Americans....というワンコの言葉を背に、がんばった私ですが、さすがにお料理教室の後、引き続きのディナー作りで、とーっても疲れましたよー。

Happy Thanksgiving Day!!

11月お料理教室

先週、新居での初めてのお料理教室を2日続けて行いました。
皆さん、楽しみにしてくださっていたとの事、なんとも嬉しく、有難く思います。

リークのヴィネグレットソース、クリスマスディナーの前菜にしてもいいように色を意識してブロッコリーを添えて、ざくろの実を飾りました。


人参のきんぴら、黒胡麻和え。人参4本分でも、きんぴらにしたら沢山食べれてしまいます。カロチンたっぷり、風邪を寄せ付けません!


パースニップ(白にんじん)の葛とじ。玉ねぎも一緒に煮て、ちょっとのお醤油だけで、とっても甘ーい煮物に仕上がります。最後にしょうが汁と葛を溶きいれて、身体がほっかほかに温まります。


おまけは、柿と白菜とかぶのあっさり漬け。写真はありませんが、一日目のクラスはスライスしたかぶと柿を交互にかさねて、カルパッチョ風に仕立てました。


それに、もちろん玄米ご飯。今回は栗入りです。木曜日クラスは、私も含めてお代わりの方、続出。いいんですよ、ご飯は主食ですから、沢山いただいて。一回の食事に200グラムくらいは頂きたいものです。200グラムは大きなお茶碗でしっかり一杯です。そうすると、満足するだけの質のよい糖分が身体にはいって、甘いものへの欲求が減るようです。お漬物もあるといいですね。



新しいキッチンでの初レッスンも無事終了。皆さんとの久しぶりのお喋りも楽しく、来月のレッスンも楽しみです。ありがとうございました。

2011年11月14日月曜日

深まる秋

この時期にしては、とてもマイルドな気温で過ごしやすい秋の日々。

でも、裏庭はすっかり落ち葉のじゅうたん。着実に季節は変わっています。


いつ寒さがくるのかどきどきしてしまうけれど、こんなお天気がいい日曜日があったのだから、不満は言わないことにします。

日曜日のプティデジュネ

日曜日の朝。ゆっくり起きるつもりが、平日のように目が覚めてしまって、本を読んだり、片付けたり、色々したけど皆が起きる前にお腹が空いてきちゃった。

カリフラワーとクレソンをゆでて、


クロワッサンを温めて、



たっぷりのお紅茶とともに、優雅な一人のプティデジュネ。




2011年11月13日日曜日

人参とセロリのきんぴら

こちらでは新鮮なごぼうが手に入らないので、きんぴらはもっぱら人参だけの時が多いのですが、今日はセロリも入れて作ってみました。鷹のつめを炒めすぎたのか、ピリ辛度がちょっと強い仕上がりでご飯がすすんでしまいます。仕上げにすり胡麻もたっぷり混ぜて。


お豆腐の照り焼き。


温野菜はブロッコリーとカリフラワー。マスタードをいれたフレンチドレッシングで。


ある日の夕食でした。あー、ぱりぱりっとしたごぼう、食べたいなー。

日本からの宅急便

那須の温泉の旅館で出たお饅頭がおいしかったから、国際郵便で送ったわよ、という母からの電話。その二日後に着いたお饅頭。山芋で作られた皮もまだ軟らかいまま。タイミングがいいと、東京からロンドンまで日本の宅急便のような速さで荷物が着く。でも、いつもこんな調子とは限らないのがイギリス。いつものように送り出しても、2週間もかかってしまうときも。何度それで失敗したことか、、、。





お煎茶とともに、おいしいひと時、ご馳走様でした。

2011年11月8日火曜日

国産すり胡麻

昨日の夜から明日の朝は、目覚めたらこれをしようって、決めていたの。
胡麻すりです!何度か使う分だけを瓶に入れて。



朝ごはん、玄米ご飯にすりたての香ばしい胡麻を沢山かけて、海苔をちぎって、おしょうゆをさーっとかけて、いただきまーす。

亡くなった祖母は、これに畑からの採れたての青菜、お向かいのお豆腐やさんから買ってきた出来立てのお豆腐、焼きたらこ、そんなおかずでいつもご飯を食べていました。土からぬいたばかりのお野菜、すりたての国産の胡麻(近くの山で祖母の妹が作っている、今も!)、炊き立てのご飯に熱々のお味噌汁。昔はこれが普通だったのだろうけど、今ではこんなご飯が一番の贅沢かも、、、。デパ地下の煌々としたライトの下できれいに並べられた各国のお惣菜。そんなのを買うのが贅沢なのか?どう思うかは人それぞれ。

芽キャベツ

芽キャベツ、(こちらではBrussel Sprouts)、が出始めました。こちらのクリスマスディナーによく付け合せのお野菜として出されるので、これが売り出されると今年ももうそんな時期?と思ってしまいます。そのまま茹でてもいいのですが、今日はスライスして茹でてみました。上には一口大の照り焼きサーモンをのせて。
このお野菜、結構苦手な人も多いです。キャベツと同じと思うのですが、ちょっと苦味があるからかしら?うちの子たちは、好きでも嫌いでもないと言って、食べていますが。こちらの芽キャベツ、結構大きいものあるので、そのままごろごろ出されたたら沢山は食べられないのかもしれませんね。


こちらはすき昆布とスウェードの煮物。


玄米もちを入れたおぜんざい。急に食べたくなるあんこもの。子どもたちはもうそんなに欲しがらなくなってしまったけど。日本人のDNAが抜け始めている?私だけ頂きましたよ。

2011年11月5日土曜日

玄米栗ごはん

有機栗が店頭に出回るようになりました。今年は栗拾いに行かなかったので、待ってましたとばかりお店で買って栗ご飯を炊きました。こちらの栗は皮はそんなに硬くないのですが、小ぶりなので剥きにくいです。頑張って剥いたかいがありました。おいしすぎて、食べすぎ注意。


お菜はケールとオイスターマッシュルームのガーリックソテー。


それに、スウェードという大きな蕪のような根菜とお揚げの葛とじ。

ほうとう鍋

昨日から雨続き。薄ら寒いこんな日は、温かいほうとう鍋。
小麦粉と塩とぬるま湯をこねて、まるめて、ぬれ布巾でおおって、30分。それから、伸ばして、次々と野菜を煮た鍋に入れて煮込みます。今日はお味噌をいれて、味噌煮込みです。


こんな手打ちうどん、私の生まれた群馬ではおきりこみうどんと呼んで、どの家でもよく作るようです。上州のからっ風、冬はとても寒いのでこういった煮込みうどんで身体を温めたのでしょうね。どこか懐かしいホッとする味です。

2011年11月4日金曜日

秋色のルージュ、ココシャイン

リール続きです。
ワンコのファッション、コスメ熱に触発されて、せっかくフランスに来たのだからと自分では買ったこともないシャネルのルージュを購入。ココシャインというシリーズで、きらきらします。でも、選んだのはいつものように落ち着いた色。名前はBel Ami。


それと、エルメスでは目の保養。スカーフはトライさせていただきましたが、やっぱりお高ーいと思って断念。来年の手帳の中身のみ購入でした。それでも、こんな可愛くりぽんをかけてくれて、嬉しい!


大好きなキャンドルのお店で、冬仕様の松の香りのキャンドルも買いました。この香りで部屋は一気にクリスマスモードになってしまいそう。


イギリスでは合う服のサイズがなかなかないので、サイズの豊富なフランスで見つけたかったのですが、今回はこれといったものが見つからず残念。
次回はやっぱりパリまで足をのばしたーい。

エレガントなフランス菓子

リールの街角で見つけたお菓子屋さん。ショーウィンドウにはマカロンを使ったケーキが沢山。


素通り出来ずに中にはいり、お土産ケーキを二つ。次の日のティータイムに頂きました。


選んだのはキャラメルマカロンのムースとレモンタルト。ラドュレにケーキの味が似ていて、もしかしてラドュレで修行されたパティシェなのかしら?と思いました。それにしてもフランス菓子、手が込んでいますね。見ていて優雅な気持ちにさせてくれます。あっという間にお腹におさめてしまうのがもったいなーい。

Paul の Bioブレッド

Paul で Bio、つまりオーガニックのパンを見たのは初めて。オーガニックのものはパンドミーだけでしたが、一つ買ってかえりました。パンにもBioマークがついていて、なんだかかわいらしい。


そして、飢餓撲滅運動(で、いいのかな?)のチャリティーバッグ、ちょうどパンを持ってかえるのによかったので一つ購入。袋のイラストがやっぱりフランスっぽいですね。

今日のお昼ご飯

今日のワンプレートお昼ご飯はこんな感じ。
胚芽米にごま塩かけて、お菜はじゃことう、ゆでブロッコリー、切り干し大根と高野豆腐の煮物。


リッチな外食の後は、こんなご飯を身体が欲するのです。お出かけの時はその土地の美味しいものをしっかり頂きますが、帰ってきたら必ずちょっとリセットを心がけます。昨日のようなリッチな食事を頂いた後は、本当は次の日は二食くらい抜いてもいいのですが、食いしん坊の私にはそれがなかなか出来ません。

リールへショッピング

何も予定のなかったこの二週間のお休み。ショッピングなら行きたいな、というワンコと、フランスのリールへ日帰りで行ってきました。

朝、6時過ぎに家を出発。早起きが得意ではないワンコもショッピングの目的なら、ちゃんと起きてきてオンタイムにbe readyです。8時半のユーロスターで1時間半。二人とも車内は静かに読書にふけり、あっという間にフランスです。


お天気も上々。街の中をぐるぐる歩きまわりました。それにしてもヨーロッパの町、靴屋さんがとても多いのに驚きです。街角ごとにというのが大げさでないほど、靴屋さんを目にします。家の中でも靴を履く習慣(今は随分変わってきているようですが)の国ですから、やはり靴は身だしなみの重要な要素なんでしょうね。
それで、ワンコはかわいいウェッジソールのブーツを見つけて、ゲットです。早めのクリスマスプレゼントということらしいです。(サンタさん、よく覚えておかないと!)


そして、前から探していたスノーフレーク柄のセーター。自分のお小遣い内で買えて、ホッとする私。

ここリールは今では日本でいくつも支店を出しているブランジェリー、Paulの本店があります。街の中央広場のに面してあるのが、多分その本店。


前回お友達ときたときは、そんな事も知らずに、あら、立派な店構えのポールと思って素通りだったので、今回はポール本店でランチをしましょう、と決めていました。
ところが、中に入ったら、落ち着いて座るスペースもなく座るならお外という感じ。二階もポールと思ったら、二階は素敵なレストランのよう。歩き疲れてもいたので、それならここのレストランに、思い切って入ってしまいましょう、ということに決定。
そして、ポールのランチが一気にポッシュなレストランでのおしゃれな美味しいランチに取ってかわったのでした。

ちゃんとアミューズブッシュも出てきました。サラミは苦手だけど、、、。



バターにはなんとうさぎさんの後ろ姿。お店のトレードマークなのかしら?それとも、シェフがうさぎ好き?


パンはシリアル入りのミニバゲット、焼きたて。


セットメニューもあったのですが、ビーフカルパッチョなど苦手なメニューだったので、メインだけをアラカルトでチョイスしました。

わんこは、帆立のリゾット。グリルした帆立とリゾットは別々に出てきて、ちょっと意外でした。帆立にはココナッツソースみたいなのをかけて食べるので、ちょっとアジアン風テイストです。




私は本日のお魚で、サーモンでした。新鮮なもので、中は半分火が通っているかいないかくらい。下にはリークのソテーがたっぷり敷いてあるし、うえは人参やクジェットの細切りのソテーが沢山。お野菜もしっかり頂けて大満足でした。


デザートも変わったものがありましたが、もうお腹いっぱい。でもデザートメニューも持ってきてくださったので、ミントティーだけ頂いて、再び街へ、よいもの探し。

中央広場にはオペラハウスと立派な郵便局。ちょっと、ベルギーの街の雰囲気です。




夕方の電車の時間まで、二人とも足が痛くなるまで歩き回り、リールの街を後にしました。