2010年9月29日水曜日

本物の高野豆腐を味わって!

今日はシンプルに高野豆腐だけの煮物。ぬるま湯よりも若干熱いくらいのお湯でしっかりもどして、何度か水を変えながらしぼり水がきれいになるまでもみ洗い。たっぷりの昆布椎茸だしにお醤油とみりんを加え、おさえ蓋をして煮る。一般に売られている高野豆腐は柔らかい食感を出す為か、重曹などの膨張剤がはいっているものが多い。にがりのみで作られた本物は、慣れないと固く感じるかもしれないけれど、本物に慣れると、偽物は歯応えがなく物足りなく感じるようになる。高密度に作ったお豆腐を凍らせて、天日でしっかり乾燥させた高野豆腐は、豆腐以上の栄養分がありながら、豆腐の陰性さが抜けてマクロビオティックでいう中庸の食材。








学校のある日の子どもたちのお昼は給食(こちらではスクールディナーと呼ぶ)。ベジタリアン食も選べるが、そうでなければ金曜日を除いてメインは大体お肉らしい(金曜日はきまって、フィッシュandチップスだが)。それなので、基本的に家では穀物菜食。一応、お肉そろそろ食べたい?と、聞くけれど、たいてい学校で食べてるからお肉の気分じゃない、という返事。マクロビオティックの母に気を使っているのかもしれないが。穀物菜食のおかずでボリューム感を出すには、高野豆腐、車麩、セイタンといった煮たり揚げたり出来る良質のたんぱく質素材は欠かせない。今日は他にブロッコリーを茹でたもの、玉ねぎと赤ピーマンのりんご酢マリネ。玉ねぎと赤ピーマンをオリーブ油でサッと炒めてりんご酢で二、三分煮て、黒こしょうをガリガリっとかける。こう寒くなってきたら、ちょっとでも火を加えて身体を冷やさない食べ方に移行して、寒い季節に備えないと!





2010年9月28日火曜日

ヘルガおばあちゃん宅でのfarewellランチ

韓国から来ていた友人がこの週末に帰国することになり、ヘルガおばあちゃんが共通の友だちを呼んで、お別れランチ会を開いた。まめなおばあちゃん、2-3日前からお料理を準備していたらしい。メニューは、色々野菜のキッシュ、バルガ(bulghar)麦と海老のサラダ、ほうれん草とパルメジャンチーズのフィリオロール、スペアリブのマーマレードとスパイス煮蒸しケール添え。もう一人の韓国の友人がおすしをtake awayしてくれたので、本当に豪華なランチになった。








私は朝、慌ててねかせた生地でつくったマドレーヌを持参。おばあちゃんは、いつもはクリスマスの為に焼くドイツのクッキー、バニラキッフェンとかいうクレッセント形のアーモンドクッキーも焼いてあって、丁寧にシルバーのポットで入れてくれたお紅茶とともにランチの後のお茶を楽しんだ。お店で売れるくらいよく出来ているクッキーを褒めると、、、バニラシュガーを使ったのに、バニラの風味が充分きいてないわ。ドイツにいる娘によいバニラシュガーを送ってくれるように頼んだのよ。ランチはグリーンサラダが必要だったわね。ロールはもっとほうれん草を入れてよかったかもね。と、厳しい自己批評。いえいえ、充分満足のおもてなしでしたよ。でも、このピッキーさが、私とおばあちゃんの気の合うところかも、、、。





落ち着くおかず ひじき蓮根

外食が続くと、きまって欲しくなるのが、ひじきや切干し大根といった煮物に、ご飯とお漬物。素敵なデリカフェのお惣菜も美味しいし、お腹はいっぱいになるけれど、満たされないなにかがある。こちらのサラダ風お惣菜は、毎日食べて飽きないおかずにはなり得ないもの。食に関しては、日本人の遺伝子が細胞の隅々までしっかり入っているみたい。
今朝は、ひじき蓮根を丁寧に煮る。蓮根は残念ながら乾燥のもの。蓮根は韓国スーパーまで繰り出さないと手に入らないので、乾燥蓮根を買い置きするようにしている。今日のように急に食べたくなると困るから。初めにごま油で蓮根を炒めてから、ひじきを加え全体に油が絡むようにやさしく炒める。ひたひたのお水を加え、沸騰したら弱火でコトコト煮ていく。途中、ふたまわり位お醤油を入れ、更にコトコト。ほとんど汁気がなくなるまで煮たところで味をみて、足りない様ならお醤油を足して煮てから、最後に汁気をとばすように煮切る。週の始めに、煮物をたっぷり作っておくと使い回しが出来て、一週間がちょっと安心して過ごせる気がする。玄米ご飯には日本からのもちきびを入れてみる。いつもより柔らかくもちっと炊けた。ふっくら炊けた玄米ご飯にひじき蓮根、溜まりゴボウのお漬物を添えて。あ~、満たされた。







ところで、ひじき蓮根はマクロビオティックでは基本のおかずの一つ。ひじきも蓮根も緩んだ器官を締める作用があるので、全体的に身体が緩んでいる陰性体質の改善によいおかず。特に蓮根は気管支やのどの炎症によいといわれています。気温の変化の激しいこの時期。喉がガラガラしたり、ちょっと咳が出始めたりしたら、毎日の食事にちょっと蓮根をしのばせるといいかもしれませんね。

Ottolenghi ひとりランチ

日曜日の朝なのに、時間を気にして目を覚ましたのは、9時過ぎの電車でジャッガーこと息子と娘のワンコをロンドンのコンサートホールまでつれていくため。午後3時からのコンサートのリハーサルに11時前に集合。田舎からロンドンへの電車は日曜日は毎時一本。必然的に9時に乗らないと間に合わない。10時過ぎにスローンスクエアに到着。日曜日のこの時間はようやく街が起き始めたところみたい。いつもは賑やかな駅前も嘘のようにおとなしい。手袋が必要なくらい冷え込んだ今朝のロンドン。三人で暗黙の了解のように、スターバックスを探す。あまりの寒さにどこかに座って、一息つきたいのだ。駅前には意外にもなくて、キングスロードをしばらく歩いたところにやっと発見。ソイラテで身体を温めて暫し休憩。



さて、コンサートホール(上の写真のホール)に二人を送り届けた後の私は3時までフリータイム。まずはバスでピカデリーに出て、諸用を済ませる。いつもはtubeを利用することが多いけれど(実は今までバスの乗り方がよくわからなかった)、今日はお天気もいいので何となく乗ってみたくなった。tubeの乗り換えを思ったら、なんて快適!ついでにロンドン観光やお店やホテルの場所とかも確認出来ちゃうし、道さえ混んでなければバスが便利なんだ~、と今更納得。fortnum and masonで友だちへのギフトを買ったり、ロイヤルアーケードをぶらっとしたりしてから、またバスでスローンスクエアへ戻る。スローンストリートの途中で降りて、今日は絶対ここ、と決めていたお目当てのお店を探して、ランチ。メインストリートからちょっと入り込んだ所に、発見。



ウィンドウにはおいしそうな焼き菓子のディスプレイ。こじんまりとしていて、いい感じ。とっても小さなお店で、カフェというより、デリがメインという感じ。でも、奥に6人位座れる大テーブルがあって、食事できるようになっている。奥のドアから外にも運んでいたので、外にもテーブルがあるみたい、、、でも、この寒さで外は無理!勇気あるイギリス人に脱帽!色々な種類の野菜のディッシュから盛り合わせで、ランチプレートを頼める。本にでていて、試したいと思っていたディッシュもあって、悩んだあげく選んだのはこちらの3品。





メインにsweet potatoのタルト、サラダ二品はroasted aubergine(茄子のロースト)のバターミルクソースとビーツと桃のマリネ。下にミントの葉を沢山敷かれてサーブ。お味はいかに?
うーん、見た目はナイスなのですが、期待ほどではなかったかな。まず、メインも冷たいままだったことが、残念。パルメジャーノが固まっていてしょっぱい。sweet potatoのはずなのに、ジャガイモの方が多い。食べて見たかった茄子のサラダはちょっとオイリーすぎ。松の実とザクロの実のアクセントはよかったけれど、ソースは今ひとつ。ビーツのマリネは桃との組み合わせは面白いけれど、特においしい!という訳でなく。かなりピッキーな私で、ごめんなさい。選択が悪かったのか、感じは良かったのでまた近くに行った時にはトライしてみるつもり。美味しい!と思ったのは、take awayして家で頂いたレモンとマスカルポーネのタルト。これはタルト生地もサクッとしていてレモンとマスカルポーネのコンビネーションも絶妙。甘さも程よく、大きさも品よく、花まる。




帰りは車で帰宅。夜のロンドンの街を車で通ることはあまりなくて、ライトアップされたハロッズが素敵で、思わずシャッターを。綺麗だね、と言いながら、これするのにどれくらい電気使っているんだろう、と堅実で環境にうるさいワンコ。ごもっともでございます。ハロッズもキャンドルナイトなんてするのかな?



2010年9月25日土曜日

クミコは梅で幸せ?

日本からのお土産、第何弾?
グミにも色々あるけれど、これは紀州南高梅の果肉と果汁入りの梅グミ。小さなグミの中から甘酸っぱい果汁ペーストが出てくるんですよ。こんな手の込んだお菓子、日本しかないですね。そして、注目して頂きたいのは、このネーミング。「クミコの幸せ」ですよ。ちょっとレトロ風なクミコさんの絵にもぐぐっと惹かれますね。お茶目なお菓子です。




併せて頂いたのは、大きな立派な南高梅の梅干しです。梅干しはこちらでは貴重品ですから、とても嬉しいです。マクロビオティックでは毎日の食事に欠かせません。梅干しと共に、梅干しを作る時に出る梅酢もよく使います。酢と言っても、酢でないのが梅酢で、大体の酢が陰性のものなのに、梅酢は陽性。魚の毒消し、動物性脂肪の代謝を促してくれるそうです。お酢の代わりにドレッシングに入れたり、おむすびの手塩代わりに使ったり、お魚を煮る時に入れてみてもいいかもしれませんね。

それにしても、クミコさんは一体誰なんでしょう。販売者の奥様とか?ちょっと、気になるところです。

気持ちすっきりターゲット掃除

信じられないくらい良いお天気が続いた後の、信じられないくらい降っている雨。一気に気持ちが沈んで、何もする気にならない。こんな日のとっておきの対処法。家のどこか一ヶ所の掃除、クローゼットや引き出しの整理整頓。色々やろうと思うとそれで気が重くなるので、一ヶ所、一時間以内で終わるところと決める。今日のターゲットは冷蔵庫の中。昨日のお料理教室で、冷蔵庫のお掃除を一年に何回やるかという話しがでて、気になっていた。まずはキッチンテーブルをきれいにして、お気に入りの香りのキャンドルに火を灯す。I-padのスピーカーでジェーン・バーキンのシャンソンを流す。気持ちが浮かない日ほど、自分を盛り上げる環境作りが大切。冷蔵庫の中のものを全部出して、きれいに拭きあげる。いつからあるのか首を傾げるような調味料みたいなものは全て処分。あー、なんだかすっきり。冷蔵庫もすっきりしたが、何より自分の気持ちがすっきり。お天気もすぐれず、自分の気持ちもすぐれない日は、大体、家でごろごろ、グズグズしているうちに時間が過ぎて、今日は何もしないで終わっちゃった、なんて後悔することになる。たった一時間のターゲット掃除がそんな一日を逆転勝利に導いてくれる。
今日ママ何していたの?冷蔵庫のお掃除!ほら、きれいになったでしょう?と、胸を張って言える嬉しさ。
ちょっと嫌な事があった時でも、このお掃除気分転換法はかなり有効かも。特に拭き掃除。こちらの家はほとんど絨毯張りなので、拭き掃除をする所がないのだが、キッチンの床、バスルームの床など、小学校の教室や体育館掃除を思い出して、せっせと拭いていると、ちょっと怒っていた事など忘れられたりする。ちょこっとお掃除、精神衛生上、とってもいいみたい。

家をきれいにすることで、最近、参考にしている本はこんな本。


著者の沖幸子さんはドイツに住んでいた時に、家を常にきれいにしているドイツ人の生活について興味を持ち、帰国後、お掃除会社を立ち上げ、ドイツ人の生活やお掃除に関連した本を沢山書かれている。ドイツ人のお母さまを持つ門倉多仁亜さんのこんな本も写真がきれいで素敵。一冊はお菓子の本だけど。



仲良しのヘルガおばあちゃんは、オーストリア人だが、一人住まいのその家はいつ行ってもとてもきれいに整えられている。一人だからそうなのかも知れないが、余分なものが全くなくキッチンはスッキリ、いつもピカピカ。私がドイツ人の掃除の話しをしたら、お掃除に関してはドイツ人はすごいよ、と言っていた。そう言えば二年前に14才のドイツ人の男の子が一週間ホームステイに来た時、いつもきちんとベッドメーキングして、自分の荷物は部屋のすみにちゃんとまとめていた。さすが、ドイツ人、と感心した覚えがある。やはり、掃除はドイツに学べ!かしら。

2010年9月24日金曜日

Bonsoy、裏話

マクロビオティックを始めてから、大好きなミルクティーを飲むにも豆乳を使うようになった。東京の教室に通い、かなり真面目にやっていた時は紅茶すら控えていた。自分でも驚くほど、人ってやろうと思えば今までの習慣も結構簡単に打ち切ることできるんだなあ、と思った。大体、日本の豆乳は濃いので、お紅茶に入れると、大豆の味やにおいの方が強すぎてお紅茶の味が味わえないような気がした。なんたって、お豆腐もできる豆乳!ですからね。確かその当時はアメリカ産のrice and soyなんていう、ライスミルクと豆乳のミックスしたものを好んで使っていたかも。紅茶のおいしいイギリスにきて、また私の紅茶熱が復活。一旦、手を出してしまうと戻るのも早い。いとも簡単に紅茶を飲む習慣がよみがえってしまっている。そして時々は、あのこっくりした濃厚なミルクティーを味わいたくて、本当のミルクを入れて飲むことも。こちらでいうティーと言えば、決まってミルクティーをさすようで、普通のイギリス人でミルク代わりに豆乳を入れる人なんて多分いないのではないかしら。それでも、スターバックスやコスタなんていうチェーンのコーヒーショップでもかなりのところで、豆乳(soya)をリクエスト出来るし、スーパーでは何種類もの豆乳、それ以外でもライスミルク、オーツミルク、アーモンドミルク、ヘーゼルナッツミルクなど、牛乳に代わるミルクが沢山売られている。やっと、本題ですが、私のこちらでの一押しの豆乳は、これ。


パッケージに陰陽のスパイラルマークがあるところをみると、マクロビ関係者のメーカーかな?普通の豆乳よりもお値段は高め。でも、豆乳臭さがないのに、濃くがあって、とてもおいしい。お紅茶に入れても、かなり普通のミルクティーにごまかせます。でも、この豆乳、実は一時どのお店からも消えてしまったことがある。お店の人に聞くと、リコールがかかったとの事。どうして?と思っていたら、スペイン人のマクロの友人からこんな情報が、、、。豆乳が身体にいいからと、毎日のように多量に摂取していた人が、喉か何かの病気(甲状腺だったかその辺は不確か)の病気になったか、再発したかで、メーカーに問題提起したらしい。マクロビオティックのコースでだったか、忘れたが、海藻、特に昆布の取り過ぎが、そういった病気をひきおこしたり、悪化させるということを聞いた様な記憶がある。そう言えば、以前売られていたbonsoyには昆布のエキスが入っていた。かなり陰性の豆乳には陽性の昆布のエキスを入れて、バランスをとっているんだ、と、その時は感心していたが。まさか、こんな問題を引き起こすとは、、、。いいと言われるものでも、極度の取り過ぎは危険。ちなみに新しいbonsoyのラベルにはNo Kombuとしっかり書いてあり、原材料には水、大豆に並んでtapioca syrupとJob's tears(日本のハト麦だと思う)が加えられていた。やっぱり、話は本当だったのか?それにしても、こんな話、どこから彼女は聞いたのだろう。
bonsoyに限らず、豆乳の取り過ぎは注意。牛乳の代わりに冷たい豆乳をごくごくなんて、駄目らしい。とっても身体を冷やすよう。これからの季節は特に、温めて頂くかお料理に使うとか、摂り方に気をつけましょう。

胸がつかえる薩摩芋

秋の味覚のひとつと言えば、薩摩芋。肌寒い季節になると、恋しくなるのが石焼き芋。焼きたてを二つに割って、中がつやつやの真っ黄色のにあたるとすごく得した気分。こちらでも、sweet potatoとして、見た目は同じ様なお芋が売られているけれど、色はオレンジでとても水っぽいもの。韓国スーパーに売られているのは、中は黄色だけれど甘みが足りず、ぽそぽそしている。あー、日本のお芋のように、胸がつかえそうなくらいほっくりしたお芋が食べたいな~、なんて思っていたところに、私の胸の内を察したかごとく、日本からのお土産で薩摩芋を頂戴する。それも、なりの綺麗な紅あづま。幸い、うちのワンコは芋栗南瓜が苦手な女子。もしかして、これ独り占め?と、思いきや、そうだ、うちには芋栗大好き息子がいたのでした。学校から帰るのを待って、蒸かしたてを頂きましたよ。期待通り、胸がつまるくらいホクホクでした。これからの季節、こういう物をおやつに頂きたいですよね。
それにしても、私を含め、皆さん日本から何でも有り!で、運んでますね!ごちそうさまでした。





2010年9月23日木曜日

お彼岸のお寿司

お彼岸に入りましたね。お花屋さんやスーパーのお花売り場にも色々な種類の菊の花が並んでいます。
今日は精進混ぜ寿司を作りました。玄米を胚芽米に精米して炊き、すし飯を用意。干し椎茸、高野豆腐は出汁とお醤油で煮て、蓮根はリンゴ酢を水で割ったものでサッと煮ました。昨日の残り物のきんぴらも混ぜて、上からお海苔をたっぷり散らして。そして、今日は特別のものが入りました。




日本からのお土産で戴いた四国特産のすだちです。すだちの汁もキュッと搾って加え、更に皮を上からささッとすりおろしました。何かの雑誌の地方のお寿司特集で読んだことはあったけれど、お寿司にすだちを加えるのは初めて。くださったお友だちが、五目ちらしにすだちを加えると、香りがたまりません!と、言っていたのが気になっていて、試してみたくてうずうずしていました。ご飯に混じった緑も綺麗だし、なんといってもすだちの香りの爽やかさがたまりません。インディアンサマーのように暑くなった今日はこんな爽やかなお寿司が嬉しいです。副菜にはcrown prince squash というすごい名前のついたこちらの南瓜を大振りに切って煮てみました。甘さを引き出すように、初めにお塩を手でよくまぶして、焦げないようにお水を少し入れ、溜り醤油をサッとまわしてコトコト煮て、最後に水分をとばしたものです。いつも使うhokkaido squashより水分が多そうで、明日のおはぎに大丈夫かちょっと不安です。

すだちと言えば、学生時代の友人のご両親がやはり徳島の方で、毎年その時期になると、すだちの箱を送ってくれました。私が実家を離れた後も、しばらくの間、母あてに箱が届いたようです。花を選ぶセンスが抜群の人で、淡い色の取り合わせの花束とすだちを見ると、懐かしく思い出します。








2010年9月21日火曜日

london cafe usagiyaの暖簾

アンティークではないけれど、今年初めに亡くなった祖母の箪笥にあった麻の暖簾。夏に来た母が、貴方が好きそうだから、と持って来てくれた。森でこの暖簾がちょうど通せる枝を探して来た。玄関からリビングに入る所に提げると、なんだかおうちcafeの入り口みたい。実はブログのアドレスはこの暖簾から考えたもの。暖簾をくぐって、私のcafeにお茶に来
ませんか?





暖簾と一緒に海を渡って我が家にきた物は四人組のこの子たち。



紺がすりのお座布団4枚。いい柄でしょう?
ソファがあっても、どうしても床に座った方が落ち着くのはどうしてだろう。二枚つなげて、ごろんとするのは超リラックス。ちゃぶ台があれば、周りにお座布を並べて、むかし懐かし日本の食卓が出来上がるのに。おこたつがあったら、これからの季節、もっといいですねー。冬はこたつで手が黄色くなるほどミカンを食べて、宿題をしているとたまらなく眠くなって、そのまま寝てしまって、こたつで寝ると風邪引くよー、といつも母に起こされて、、、そんな思い出ありませんか?

日本からの甘~いお土産

実家の近くにあるお店でね、マクロビの人へのお土産にいけないかなと思ったけれど、、、と、恐る恐る差し出してくれた小袋。外袋には、「砂糖傳」とある。何やら甘いものらしい。袋をそっとあけると、、、



うわー、上等なお砂糖。マクロビだろうがなんだろうが喜んで頂きます。
ところで、和三盆って、精製されているの?
お店の人に聞いたら、「そのままです。」って、一言。それ以上聞けなかった、と。
そのままって???

家に帰ってすぐに調べたところ、どうやら手間暇かけて精製されているらしいです。熱帯地方でとれるサトウキビの種類とは違う種のものを使うらしいのと、寒冷期にしか作業が出来ないとか、ちょっと救われる?ような説明があったけれど、お砂糖には変わりないみたいです。お砂糖の中では最高の品質を誇っているようです。確かに上等なお干菓子を戴いたときの、あの口溶けの良さと上品な甘みはどんなお砂糖にも変え難いものがありますね。
さあ、この和三盆さん、どうやっていただきましょう?ゆで小豆の上にかけるとか、わらび餅や白玉ににきな粉と混ぜてまぶすとか、そのものの上品な甘さを思いきり味わえるようにいただきたいと思います。

2010年9月19日日曜日

アンティークの首飾り

古いものが好き。アンティークが好き。和のものでも、洋のものでも。アンティークの家具の所々に残ったキズ、ちょっと欠けて金箔がはげてしまったティーカップ。そのものが作られた時、使われた時など、その背後にある物語を想像するのが好き。以前は直接身につけるジュエリーには抵抗があったけれど(今も指輪には抵抗があるが)、今の時代にない独特なデザイン、繊細なモチーフ、精巧な細工を見て、最近はアンティークジュエリーにも惹かれている。先日行った、隣町でのアンティークマーケット。一目惚れして思いきって買ったお買上げの品はこちら。







サーディニアの海の色の様な深い青の石とくずダイヤの下にパールビーズが下がっている。長い鎖には小さなブルーの石と小さなパールが通されていて。華奢で繊細な作りにすっかり惹かれてしまった。ヴィクトリア時代のものと言っていたかしら。
よく見ると下がったパールは何本か抜けているし、半分で切れているものも。石も本当のものかもわからない。でも、いいの、私が気に入ったのだから。昔、アンティーク好きの友だちに聞いた憶えがある。
どうやって、アンティークの価値を見分けるの?
最終的にはね、自分が気にいったかどうか、本当に好きかどうかよ。どんなに古いものかとか本物かどうかも、人が決めたこと。たとえ嘘のものだったとしても、貴方の目にかなえば、それが貴方にとっての一番の宝物になるのだから。それと、出会いよね。今度同じようなものがあったら買おうと思っても、アンティークに関してはなかなか会えない事が多いから。心に響く出会いを大切にしないと。今回も彼女の言葉が耳に甦り、つい買ってしまった次第。
さあ、これをつけて、どこにお出かけしましょうか。




ロンドンのお豆腐

ヘルシー指向、日本食ブームもあってか、最近は日本の食材、調味料が比較的簡単に手に入るようになった。日本食材店、韓国系スーパーに行けばもちろんのこと、waitrose、sainsburyといったこちらの大手スーパーでも、醤油、味噌、みりん、海苔、豆腐など、また自然食スーパーでは梅干し、ひじき、わかめなども置いている。ただ、きちんとした製法で作られた質の高いものを探し始めると、なかなか満足のいくものが見つからない。その代表選手がお豆腐。どこのスーパーでも見つけることができるが、本当のにがりを使って固めたものはなかなか見当たらないし、大体、バジル味やサンドライトマト味なんていう味つけしたお豆腐が主流だったりする。やっぱり、こちらの人にとってはお豆腐をそのままで食べるのは味が淡白過ぎて、難しいのかしら?調理法もわからないだろうし。また、にがりを使ったオーガニックのもとなると、木綿豆腐のとーっても固いもので、専ら出番がお豆腐ステーキくらいになってしまう。水切りをしないで使えるという便利さもあるのだけれど。大体、どれも賞味期限が一ヶ月くらいあって、どうしてだろう?という疑問も有り。



そんな中で、一番のお気に入りはポールさんのお豆腐。(確かお名前、ポールさんだったと思う。)以前、ロンドンのマクロビオティックの師匠に、教えていただいたもの。今の所、ロンドンで一番美味しいお豆腐だよ、って。試してみたら、本当に日本の美味しい木綿豆腐だった。ガチガチ豆腐でないやわらかさが嬉しい。残念なことに、多分取り扱っているのはロンドン市内のオーガニックスーパーだけだと思う。お豆腐だけのために、ロンドンヘ行く訳にもいかず、これはロンドンに出て、たまたま出合った時のお楽しみ。シンプルなラベルに書かれた住所はBrick Lane Londonとなっている。Brick Lane と言えば、前にロンドン一おいしいベーグルを求めて買いに行った場所。よし、今度はお豆腐ベーグルツアーで行ってみよう!それか、ポールさん、もう少し販売網を広げてくださいませんか?

2010年9月17日金曜日

お料理教室のこと、少し。

来週のお料理教室(自宅で月に一度、マクロビオティックをベースにしたお料理教室をしています)は、ちょうどお彼岸の中日にあたるので、メニューはおはぎ。予行練習で作ったおはぎは、夕食のご飯代わりに食べるつもりで中には餡を入れずに、まわりに黒胡麻をまぶしたものと、南瓜餡で包んだもの。南瓜は塩をして蒸したものをペーストにします。ご飯は玄米と玄米餅米と半々にして、炊き上がりを少し搗きます。周りを餡で包むと、かなり大きくなるので、中のご飯を小さめにむすぶのが、きれいに作るコツです。


月一回のお料理教室では、その季節に合ったメニューを考えています。その土地でとれた出来るかぎりオーガニックの食材を使い、家でも繰り返し作ってもらえるように、レシピもシンプルにしています。
ふろふき大根、ひじきの煮物、いんげんの胡麻和え、きんぴら等など、いつも食卓にあって、嬉しいもの、ホッとするようなおかず。毎日のおうちごはんは、ハレの日のごはんでなくていいのです。繰り返し繰り返しのおかず。つまらないように思えるかもしれないけれど、それをていねいに心を込めて作ることが自分と家族の身体と精神を養うこと。おいしく炊いたご飯とちゃんとしたお出汁で作ったお味噌汁。ふだんのごはんを大切に。人生でハレの日は少し、ふだんの日の連続なのですから。

お教室の皆さん、来週はおはぎです!

2010年9月16日木曜日

ざっくりオートミールクッキー

陽差しは暖かいのに、風が吹くと肩をすぼめて歩きたいくらい寒い朝。こんな日がもう来てしまったのね。早速、オーブンの火をつけてお菓子を焼く。焼き上がりを待つまでのキッチンでの読書。ちょっとドキドキしながら、オーブンの外から焼き上がりを覗いたり。部屋に漂い始める甘い香りにうっとり。そんな時間がとても好き。これからはお茶と焼き菓子がひときわ美味しく感じる季節。オーブン前での時間が増えてしまいそう。
今日はざっくり焼いたオートミールクッキー。オレンジの皮のすりおろしがアクセント。バターも卵も入れないマクロ仕様です。なるべく薄く大きく焼いたものが私好み。濃いめにたっぷり入れたミルクティーといただきましょうか。






2010年9月15日水曜日

ダリアとのおしゃべり

季節が終わる前に、もう一度楽しみたかったダリアの花。隣り町のグロサリーの店先でやっと見つけた。


私はいつも元気いっぱいよ!と、話しかけてくれるよう。
やっぱり、あなたは燦々たる陽差しのもとが似合うみたい。また来年、素敵な笑顔を見せてね。

ロンドン版かもめ食堂、み~つけた!

朝、晴れ間がでていたので、いざロンドンへ。ショッピングの前にウェストミンスター寺院を見学。外からしか見たことがなくて、外観だけでも
素晴らしいと思っていたけれど、初めて中に入ってみて、その装飾の凄さは圧巻。空に突き抜けるかのごとく高く造られたアーチ型の天井、周りにはめ込まれたステンドグラスの美しさ、キリスト教徒でなくても神聖な気持ちになってしまいます。カンタベリー物語を書いたチョーサーもこちらに葬られているのですね。彼はひと時、この寺院で働いていたことがあったとか。シェイクスピアは残念ながらここで眠ることはできなかったよう。保存作業が随時行なわれているとはいえ、1065年から今日までこの状態が維持されているのはすごいですね。人気の観光スポットなのか、月曜日の朝なのに、院内は観光客で歩けばぶつかるほどいっぱい。人混みの苦手な私は最後にお祈りをして退散。


それからピカデリーに出て、お友だちから聞いていたシナモンロールが超美味しいというお店へ。見つけて行ったお店は、まさに映画「かもめ食堂」に出てくるお店みたい。あの映画の大ファンの私は、もう一目惚れ。お店に入ったとたん、気分はinフィンランド。カウンターにお目当てのシナモンロールがあったけれど、お腹が空いていたので、それはお持ち帰りにすることにして、ライ麦パンのサンドイッチとコーヒーを注文。悩んだ末、鰊の酢漬けと粗くつぶしたポテトにマスタードソースがのったものにしてみました。なんと働いている人は日本人。使っているカップはイッタラの物。カウンターの向こうの棚にはなんとアンティ・ヌルメスニメエらしき赤いけケトルが。平然とサンドイッチを頬張るふりをして、実は胸の中、大興奮。危うく袋に入れてもらったシナモンロールにも手を出しそうになったけれど、家まで我慢!(出来たてをその場で頂いた方がいいかな、と思ったのです。)


しっかりした生地の大きなシナモンロールはワンコと半分こして、熱々のお番茶とともにいただきました。シナモンが嫌いな人は食べられないくらい、渦巻きの中は、シナモンがいっぱい。シナモン好きの私たちはニッコリでしたが。この間もまた「かもめ食堂」を観てしまい、しばらくフィンランド熱が冷めそうにないかな。





ちなみに、お店の名前はNordic Bakery。ピカデリーサーカスの駅から2~3分のところにあります。

2010年9月14日火曜日

ごぼう様さま

日本からのお土産でフレッシュなごぼうが頂いたときは、この貴重な食材を何に仕立てあげようかと、すっかり悩んでしまう。あまり勿体ぶってとっておいて、中にすが入ってしまったら、これほどショックなことはないので、今日は早速、大好きな梅ごぼうを作りました。マクロビオティックの教室で習うまでは、食べたこともなかったおかず。今はワンコと私の大好物。
柔らかく煮えるように、3~4cmに切ったごぼうを叩いてから、ごま油でじっくり炒めます。ツンとした香りが抜けて甘い香りに変わったら、ひたひたの水とちぎった梅干しを入れて沸騰させ、弱火で煮ていきます。お醤油を少しいれて、汁がなくなるまで煮ます。ごぼうって、こんな甘みがあったんだ、と気づかせてくれる一品です。ごぼうは体に溜まった余分な水分を取り除いてくれる優秀なお野菜。夏に溜まった水分をとってくれる上に、根菜なので身体を温めてもくれますから、これからの季節、積極的にに摂りたいものですが、、、イギリスでは育たないのかしら~。

2010年9月13日月曜日

週末のホットケーキ

平日の朝ごはんは、基本的にお味噌汁とご飯。子どもたちは、きっとシリアルなんかをがしゃがしゃっと食べたいのだろうなーっと思いつつ、譲らない。それなので、週末は色々な種類のパンをかごに入れて、サラダや時にはスクランブルエッグを作ったり(これは最近腕を上げているわんこ担当)と、小戯れた洋風の朝食を楽しむことにしている。今日は、単に自分が食べたかったから、、、ホットケーキ!生地をちょっとねかせてみたりして、丁寧に作ってみた。卵なしの豆乳で作る時はパンケーキ。今日は卵とミルクで、、、そうすると、ホットケーキって呼びたくなるのは、なぜ?出来たてにバターをのせて、メープルシロップをたっぷりかけていただきます。





ホットケーキが食べたかったのには、こんな理由があるのです。先日キングストンで軽いランチを、と思って入ったお店。オーガニックでベーガンのスープがあったりして、お気に入りになっていたカフェでした。スープを注文しようとおもったら、今日は作ってないとのこと。そこでトライしたのが、パンケーキのイチゴ、バナナ、メープルシロップ添え。10分ほど待って出て来たのは、直径5センチくらいのミニパンケーキが二枚、その上に、小さなイチゴとバナナのスライスが三枚づつのって、申し訳なさそうにメープルシロップがかかっている、だけ。そして、パンケーキは多分、レンジで温めたのだろう。レンジにかけすぎで、ナイフで切るのが大変なほど、かたくなっている。アメリカのダイナーででてくるようなフワフワで4~5枚重なった大きなパンケーキを期待していた私。悔しすぎる~。その日以来、ずっとパンケーキが頭から離れなかった私は、かなり食いしん坊?やっぱり手作りが一番。今日でかなり満足出来たので、しばらくホットケーキ、大丈夫です。

森へ行こう!

日曜日の朝。家族がまだ起きないうちに、こっそり家を出て、森へ向かう。ある事を確認しに、、、。
まだあるかなー。どうかなー。いつものコースで、池をまわって、ドキドキしながら、その場所へ。
あったー!








夏休みの間、森通いをしていたときに、たまたま、これを作っている二人の男の子とお父さんを見かけた。お父さんが自転車で拾い集めた枝を運んできて、男の子たちがそれらを使って、小屋を組み立てている。枝がなくなり始めると、お父さんはまた自転車で森を駆け巡る。数日後に来てみると、小屋は見事に完成していて、welcome to the burrow なんていう、かわいいサインもついていた。出来上がった時は、嬉しかったろうなー。一番嬉しかったのは、お父さんだったかも。かなり真剣にやっていたから。その後、そのすぐ隣りに二軒目も建ちはじめていた。男の子たちが組み立てている姿は見かけたが、お父さんはいなかった。二軒目は子どもたちだけでやらせてみようと思ったのかも。完成しないうちに、夏休みが終わってしまったようだけれど。それにしても親子で森の中にこんな小屋を作り上げるなんて、素敵な夏休みの過ごし方ではないですか?

この夏休みはこの森にとってもお世話になった。嫌な事があった時、不安になった時、落ち込んだ時、寂しくなった時、家を飛び出して森に向かった。森は朝がいい。まだ近くの幹線道路を走る車の音もしなくて、聞こえるのは鳥たちのさえずりと早起きリスが枝を渡る音、緑の木々たちの朝の挨拶の声。どんな状態の私でも、いつも寛大に受け入れてくれる森。森から帰る時には、今日もまた一日頑張れそうな気持ちになる。この夏、私を支えてくれた森。どうもありがとう。自然にもっと感謝しないと。

2010年9月11日土曜日

定番の公園

今日は一日家で片付けごとを、と、思ったのに、さんさんと振りそそぐ太陽、眩しいほどの青空を見ていたら、家にいるのがもったい無いように思えてきた。この国に暮らして三年。晴れていたと思ったら、すぐに雲が立ち込み、雨が降りだす、、、というイギリスの気まぐれな天気にやっと慣れてきた。一日ずっと晴れているという日は珍しい。それゆえ、今日みたいな雨の気配のない日は家にいるのが罪悪のように感じるのだ。やっぱり、散歩にでかけよう!
私のお決まりの散歩の場所は、車で三分ほどのナショナルトラストの公園。真ん中に大きな池があって、その周りをまわりながら、ちょっと小高い丘に上って、下ってきても20分とかからないこじんまりした公園だ。でも、大きな木が沢山あって、緑の中を歩くと、とてもリラックスできる。最近、こども用のプレイグランドも出来たので、そこで遊ばせている子ども連れのお母さんたちや、仲睦まじく手をつないで歩いている老夫婦が多い。私みたいに一人ぶらぶら散歩しながら、時々、木に抱きついて木の気をもらっているような人はあまりいないかな。公園内には小さなカフェもあって、一応、軽食やお茶が飲めるようになっている。お茶も飲まないのに、行った時はそこも一応チェックするのが習慣。今日はどんなケーキが出ているのかな?スコーンの焼き具合は?日替わりスープは何?(大抵、キャロットジンジャー、リークアンドポテトなんだけど。)それと、カフェの中にある小さなショップも見る。時々、本やカード、ビスケット等の売れ残り?商品が破格値で売られている。今日はぱっと目についた本が、半額から更に安くなって売られていて、すぐに飛びついてしまった。二、三日前から、童話に出て来るお菓子やお料理の本を探していたのだけれど、まさにそれらしき本。ラッキーな日!
何がある訳ではない公園だけれど、お天気の良い週末は駐車場がいっぱいになるくらいなので、このこじんまりさが人気なのかしら?きっと、イギリス人は芝生の上で、ピクニックをしてゴロゴロして、週末の一日を過ごすのでしょう。







2010年9月10日金曜日

お惣菜屋さんのマカロニサラダ

お惣菜屋さんで売っていたような、普通のマカロニサラダが急に食べたくなりました。玉葱スライスを水でさらし、人参は丸ごと茹でてから刻み、キュウリはちょっと塩でもんで。茹で上がったマカロニにオリーブオイルをひと回しして、塩と胡椒で軽く下味をつけて、お野菜を入れて、マヨネーズで和えました。マヨネーズは卵を使ってない市販のもの。マクロビを始めた頃は、お教室で習った豆腐で作るマヨネーズを手作りしていたこともあったけれど、たくさん出来て、いつも余らせてしまっていた。作りたては美味しいけれど、日にちがたつとちょっと使いにくくなる。今は専ら市販品を使っているけれど、我が家ではあまり出番がないかな~。今日はちゃんとお役目果たしてくれました。


他のおかずは、赤ピーマンと人参のきんぴら、ケールとスプリングオニオンのスチームサラダ(おばあちゃんから、またお届けがあったので)。宅配の野菜ボックスに採れたてトウモロコシが入ってきたので、茹でたてをいただきました。甘かった~。



2010年9月9日木曜日

車麩のカツ

今日の晩御飯は車麩のカツ。マクロビオティックのおかずの中で家族に一番評判のいいおかずのひとつ。初めに出した時は、お肉と思って食べていたみたい。牡蠣フライかー!と、喜んだ者も。最近はレシピを見ずに自分流に作ることが多いけれど、今日は、数年前に東京のクシアカデミーのコースで習ったレシピを引っ張りだして、作ってみた。一度車麩をよく水で戻してから、醤油を少々入れた昆布椎茸だしで煮切って、ころもをつけていくやり方。このところ、初めからだしで戻して、煮ることなく、ころもをつけて揚げていた。ちゃんと煮ると、そのままでも味があって、ソースがなくても美味しいかも、、、。消化にもいいのかな。レシピでの付け合わせはせん切りキャベツと大根。揚げ物の時は、必ず大根でした。ちょうどキャベツも大根もあったので、レシピに忠実に、、、こちらのキャベツはかたいのでサッとゆでて、大根のせん切りとプランターで出来たプチトマトとキュウリも添えました。長細い揚げ物は残った衣で揚げた人参。これはかたちによっては海老フライとしてもサーブ出来ます。



2010年9月8日水曜日

リッチモンドデビュー

明日からいよいよ学校という、夏休み最後の日、わんこに、今日は何がしたい?と、聞くと、お買い物に行こう!という意外な答え。家にいるのが何より好きで、お休みといえば、家でごろごろ、音楽を聴いたり、(歌ったり)、本を読んだりの彼女。この長い夏休み中も、自ら友だちに会おうともせず、私が半ば強制的に散歩や買い物に連れ出す以外は、ほとんどstay at home。どこに行きたいの? リッチモンド! えっ、、、。我が家からリッチモンドは車で30〜40分。下道で行くには、ややこしいキングストンの駅前を抜けなければいけない。周りがグリーンで囲まれて、この辺にはないおしゃれなお店やカフェがあって、とっても好きな街だけど、運転が苦手な私にとっては、いつもの運転範囲外。うーん、ちょっと緊張してきたけど、tomtomもつけたし、パーキングの場所もチェックしたし、ナビをしてくれるという頼りになる?わんこもいるし、これを機会にリッチモンドデビュー、といざ出陣。途中、ちょっと道を間違えたけど、道も空いていて、スムーズに到着。
さて、わんこのお目当てのお店は?
Jack Willsでした。abercrombie and fitchのイギリス版というのでしょうか?ピンクとブルーのストライプ、杖を持って粋な恰好をしたキジがトレードマークのティーンエージャーに人気のお店です。
お財布の中味と相談しながら、散々悩んでのお買い物品はこちら。



気がつけば、一時間くらいお店にいたのでしょうか?その後は、いつも立ち寄るchildren's bookstoreで、この間から気になっていた赤ずきんちゃんのストーリーを立ち読みで確認し、そのすぐ近くのwilliam curleyでchocolat bonbonをいく粒か(earl grayのが好き)と、ついついパルミエの袋も購入。ランチは前からちょっと気になっていたけど、、一人では入りづらかったお店に。ブラッセリーみたいなchez linszey。間口は狭いけど、中はゆったりしていて、サービスもよくgood。ランチセットもあったけれど、私たちはそれぞれ、オニオングラタンスープとフィッシュスープを。デザートにクレープをシェアしました。ブルターニュ、ノルマンディー地方のお店らしく、メニューには中味が色々選べる蕎麦粉のクレープがあって、この五月に行ったノルマンディーの旅行を思い出しました。また、行きたいなフランス。

2010年9月7日火曜日

温泉の小石

久しぶりに念入りにキッチンのお掃除をして、色々並べてあった流しの前の窓辺をすっきり片付けた。
翌朝、ふと、見ると、小石が三つ、お行儀よく積み重ねてある。こんな事をするのは我が家のsneakyわんこ(娘)しかいないけど、なんだか、とってもかわいらしい。夕方には、その上に緑の松葉をキュッと結んだものがちょこっとのせてあり、お水がかけてある。今度はかわいいというより、なんだか手を合わせて拝みたくなった。庭先で小花を摘んで、お隣に供えた。

こんな石、どこで見つけたの? えー、前にさ、日本で温泉に行った時、そこのは持ってきちゃいけないって言われたけど、、もらってきちゃったやつ、、、。
いつの事だろう?いつの間に?すごい物持ちのいい人。そういえば、小さい時から石を拾ったり、落ち葉を拾ったり、貝がらを拾ったり、散歩に行くと帰りはいつもポケットがいっぱいだったっけ。

でも、お蔭様で、毎日立つ、流しの前が、一気に癒しの空間になりました。



塩あん大福

日曜日の午後。炊いてあった小豆で、さて、何を作ろう?寒天をながして、あんみつ?白玉を作って、白玉だんごもいいかな?
小豆は塩をきつめに、少量のきび砂糖で甘みをつけた。うーん、大きな大福を頬張りたい気分。
簡単なレシピは電子レンジを使うものばかり。でも、レンジは使いたくな~い!白玉粉にぬるま湯を入れて、こねて、ちぎって、蒸して、ちょっと搗いて。丸めて、のばして、餡を包んで。大きな大福さん、出来上がり。本当は塩のきいた豆の入った
豆大福が食べたかったけど、、、。塩のきいた餡で、満足できました!御供のお茶は蕎麦茶です。



2010年9月5日日曜日

おへそのあるマドレーヌ

少し前に、マドレーヌに凝って毎日のように、焼いていた。色んなレシピを試して、バニラ、レモン、抹茶など、フレーバーも変えてみた。でも、、、どうしてもおへそが出なかった。あの真ん中だけが周りの焼き色と違って、ちょっと黄色めに飛び出ている、おへそのあるマドレーヌ、あれが焼いてみたいのに。この間、ロンドンのキッチン道具屋さんで、見た目の可愛さについ買ってしまったミニマドレーヌの型もあるのに、何となく使ってみる気にならないでいた。
そんな時、よく覗かせてもらう友だちのブログに、何とも美しいマドレーヌの写真が!しかも、おへそもしっかり出ている!早速、レシピと作り方のコツを教えて頂き、昨夜、生地を作り、一晩冷蔵庫で寝かせた。そして、朝一番、恐る恐る焼いてみた。出た、出た、おへそが出た。香り高いダージリンを入れて、お味見。外はサクッ、中はしっとり。今日はこれだけで一日happyでいられそう!