2010年10月3日日曜日

セントポールとBoroughマーケット




ある秋の晴れた日の朝。風はもう冷たいけれど、こんな青空の日を逃してはならないと、友だちを誘ってロンドン観光へ繰り出す。そして、登ったところは、、、。なんとセントポール大聖堂のドームの上。恐る恐るカメラを差し出し撮ったロンドンの街。


中に入るまで、まさか大聖堂の上に登って外に出れるなんて知らなかった。そして、ここまでの道のりは意外に簡単なものではなかった。初めは幅広の階段を比較的すいすいと上っていたが、それでも息がちょっと切れてきて、途中階の聖堂の内側に出た所で休憩。そこから上へは狭い螺旋階段。ぐるぐるとのぼり続けること、何段?狭い上に、下が筒抜けで見える構造。なんだか息は切れるし、胸がざわざわする。狭い所と混んだ所は苦手でも、高い所には自信があったはず。でも、怖いかも、、。やっと外に出れるところまで来たが、セキュリティのお姉さんが、にんまりした笑顔で、あと五分くらいで一番上よ、と声をかけてくる。まだ、あるんだ、、、。それも五分って、あと何段?やっとたどり着いた時には、息は切れるは、足はガクガク。大丈夫?と遅れ気味の私を気遣いながら上っていた彼女も、さすがに息を切らして、明日は筋肉痛だ~と言っているのにちょっとホッとする。外はもちろんいい眺めだけど、冷たい風が肌をさす。これ以上寒くなったら、来れないね。今日来て正解!と、足早に降り口へ。聖堂の中は、豪華絢爛。天井高く張り巡らされた様々な模様のモザイク画に目を奪われる。そして、地下には素敵なカフェ。実は聖堂に入った時、入り口と思ったのは地下のカフェの入り口だった。彫刻もあったりして、ちょっと抑えた照明が独特な雰囲気を醸し出す。教会の地下にあるせいか、お喋りの響きもシック。



カフェに惹かれながらも、セントポールを後にし、バスで向かったのはBorough market。このマーケットにある新鮮素材を使ったお料理を出すというパブでのランチをめがけて行った。あまかった。観光名所でもあるマーケット、もちろん、予約なしでは入れない。食いはぐれた私たちは、マーケットを物色。まずはシーフード屋台で目の前で帆立貝をグリルしてクリスピーなベーコンを乗せたものを二人でシェアー。もちろんそれだけでは足りず、こんなものを。



大きなチーズのかたまりを溶かしながら削ぎとって、ホクホクのジャガイモの上にのせてくる。付け合せのピクルスともグッドマッチ。実は前回来た時に食べようか迷ったのだが、一人では食べきれないだろうと断念した。今回は半分こで食べれてよかった。時間も押し迫って来たが、マーケットの前にあるドイツのお菓子屋さん、Konditor and Cookに立ち寄る。ここはミンスパイが美味しいと評判のお店。クリスマスのお菓子のミンスパイだからいくらなんでも未だないと思ったら、なんとレジの脇に見~つけた。これも一つを半分こ。かわいらしいクッキーも見た目に負けて買ってしまった。あ、ミンスパイは写真を撮る間もなく、お腹の中へ。




もうちょっと、マーケットをゆっくり見たかったけど、予想以上に混んでいて、それにお野菜、パン、ヨーグルト、そしてお花まで買っているうちに、持って来ていたバッグはいっぱい。また、近いうちに出直しましょう!と、マーケットを後にした。

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