2010年9月19日日曜日

アンティークの首飾り

古いものが好き。アンティークが好き。和のものでも、洋のものでも。アンティークの家具の所々に残ったキズ、ちょっと欠けて金箔がはげてしまったティーカップ。そのものが作られた時、使われた時など、その背後にある物語を想像するのが好き。以前は直接身につけるジュエリーには抵抗があったけれど(今も指輪には抵抗があるが)、今の時代にない独特なデザイン、繊細なモチーフ、精巧な細工を見て、最近はアンティークジュエリーにも惹かれている。先日行った、隣町でのアンティークマーケット。一目惚れして思いきって買ったお買上げの品はこちら。







サーディニアの海の色の様な深い青の石とくずダイヤの下にパールビーズが下がっている。長い鎖には小さなブルーの石と小さなパールが通されていて。華奢で繊細な作りにすっかり惹かれてしまった。ヴィクトリア時代のものと言っていたかしら。
よく見ると下がったパールは何本か抜けているし、半分で切れているものも。石も本当のものかもわからない。でも、いいの、私が気に入ったのだから。昔、アンティーク好きの友だちに聞いた憶えがある。
どうやって、アンティークの価値を見分けるの?
最終的にはね、自分が気にいったかどうか、本当に好きかどうかよ。どんなに古いものかとか本物かどうかも、人が決めたこと。たとえ嘘のものだったとしても、貴方の目にかなえば、それが貴方にとっての一番の宝物になるのだから。それと、出会いよね。今度同じようなものがあったら買おうと思っても、アンティークに関してはなかなか会えない事が多いから。心に響く出会いを大切にしないと。今回も彼女の言葉が耳に甦り、つい買ってしまった次第。
さあ、これをつけて、どこにお出かけしましょうか。




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